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吉田鋼太郎、74歳の老人役を熱演 「抜きん出た作品になった」と自画自賛

 俳優の吉田鋼太郎(56)らが19日、東京・渋谷のNHKで『鬼と呼ばれた男 松永安左エ門』(9月19日 後9:00 総合)の完成試写会に出席した。特殊メイクで1時間半をかけ、74歳の主人公を演じた吉田は「手前味噌」と断りを入れながらも、「昨今のテレビドラマの中では抜きん出た作品になった」と満足そうに微笑んでいた。

特殊メイクで74歳の主人公を演じた吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.

特殊メイクで74歳の主人公を演じた吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.

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 福沢諭吉の下で学び、明治時代に電力事業を立ち上げた松永は、昭和の敗戦の混乱の中、電力の安定供給のために尽力し、高度経済成長の基礎を作った人物。戦後、国の立て直しのために滅私の覚悟で立ち上がった時、松永はすでに74歳であったが、すさまじいバイタリティーを持って晩節を生き抜いた。その顔は、右は燃え上がるように上に伸び、左は下を向いている“眉毛”が特徴的であったことから、同ドラマでも象徴的に再現されている。

 吉田は「撮影中は、とにかく眉毛を作ったり、撮ったりするのに時間をかけていたので、(作品の評価も)眉毛すごかったね、で終わっちゃうんじゃないかと危惧していたが、それも杞憂に終わった」と自信満々に語っていた。

 松永の秘書・中村博吉役で出演した萩原聖人(43)は「僕が主要キャストの中で最年少でした(笑)。大先輩方に囲まれて濃密な時間を過ごしました。出演者の年齢層は相当高いですけど、画面から出るエネルギーたるや、若さは関係ないと思える作品になった」と絶賛。松永と対立する三鬼隆役の國村隼(59)も「(特殊メイクで松永に扮した)吉田さんのじじいっぷりが憎たらしくて、憎たらしくて、本当に腹立ちました。骨太でどストレートな、てらいも何もないドラマができ上がった」と続き、作品をアピールしていた。

 ほかに、脚本を担当した池端俊策氏、音楽を担当した清水靖晃氏、演出を担当した柴田岳史氏、制作統括の青木信也チーフプロデューサーが同席。

 同ドラマは、現在の日本を「創った」3人の経済人の人生ドラマを5週連続で放送する『経世済民の男』シリーズの最終章。第1弾、オダギリジョー主演の「高橋是清」(前・後編)は8月22日・29日。第2弾、阿部サダヲ主演の宝塚歌劇団などを作った阪急電鉄の創業者「小林一三」(前・後編)は9月5日・12日に放送される。

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  • 特殊メイクで74歳の主人公を演じた吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)萩原聖人、吉田鋼太郎、國村隼(C)ORICON NewS inc.
  • NHK『鬼と呼ばれた男 松永安左エ門』の完成試写会に出席した吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK『鬼と呼ばれた男 松永安左エ門』の完成試写会に出席した吉田鋼太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK『鬼と呼ばれた男 松永安左エ門』の完成試写会に出席した(左から)清水靖晃、萩原聖人、吉田鋼太郎、國村隼、池端俊策 (C)ORICON NewS inc.

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