1989(平成元)年6月24日にこの世を去った、昭和を代表する歌手・美空ひばりさん(享年52)。四半世紀を過ぎたいまも人々の心の支えとなり、歌い継がれている彼女の歌を讃え、日本全国に点在する歌碑を演歌歌手の坂本冬美、小林幸子、長山洋子がめぐり、秘められたドラマを紹介する特番『日本全国! 美空ひばりの歌碑巡りの旅』がBSジャパンで7月11日(後9:00〜10:55)に放送される。案内役は俳優の松方弘樹が務める。 坂本が訪ねるのは、沖縄・那覇市の市街地を見渡す「がじゃんびら公園」にある「花風の港」の歌碑。ひばりさんは1956年に那覇でコンサートを開催、5万人を動員する盛り上がりを見せ、沖縄の人々に勇気を与えたことが、歌碑建立のきっかけとなった。この曲は73年発売のアルバムにしか収録されていない“知る人ぞ知る”名曲で、数あるひばりの曲の中で、唯一沖縄を舞台にしている曲として選ばれた。沖縄公演のバンドメンバー、歌碑建立の呼びかけ人、戦後の沖縄を撮り続けてきたカメラマン、全国からひばりファンが集うスナックのママら、ひばりさんにゆかりある人々も紹介する。
2015/06/26