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剛力彩芽、アンチを跳ね返すメンタルの強さ

 女優・剛力彩芽の主演ドラマ『天使と悪魔』(テレビ朝日系)が放送を終了し、視聴率は初回6.4%と「金曜ナイトドラマ」枠ワースト2位のスタートから、6%台を一度も越えられないままだった。剛力は2013年に主演した『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)の最終回が8.1%と“月9”最終回の最低記録となったこともあり、「やっぱり低視聴率女優」と揶揄する声が出ている。そもそも視聴率をすべて主演女優に負わせる風潮には甚だ疑問だが、以前からネット上で“アンチ”が多いのが事実だ。

■「ワンダーコア」CMで新たな魅力が開花

 『国民的美少女コンテスト』出身の剛力は、同事務所の武井咲とは、女優としてのタイプはまったく違う。正統派美女でどこでも収まりの良い武井に対し、剛力はファニーフェイス系の個性派。どんどん作品に出て知名度を上げる段階は終わった今、その個性がより光る出演作を選んでいくことも必要だろう。

 最近では剛力は、腹筋マシン「ワンダーコア スマート」CMに出演。テニスボールを踏んだり、巨大鉄球に吹っ飛ばされて倒れるたびにスッと腹筋して起きるのが、あの顔立ちだけにシュールなおかしさを醸し出している。歌手活動で見せるダンスも、5歳から習っているだけにキレキレでしなやかだが、何だか笑いを誘う。コメディ路線は剛力の大きな柱になるはず。

 ネットでは何かと叩かれるのと裏腹に、剛力の現場での評判は極めて良い。「いつ取材しても明るく元気いっぱい」(雑誌編集者)、「気さくで謙虚。勘違いした態度を見たことがない」(ドラマ関係者)など。剛力が需要の高さの裏には「一緒に仕事をしたい」という関係者の多さもある。

 もちろん、一般視聴者にはタレントの現場でのふるまいは関係ない。だが、人柄の良さは、バラエティ番組やイベントなどでも現れるもの。そこでの剛力の周囲への気遣いや優しさがにじみでる対応などに気づいている一般視聴者も多いことだろう。また、以前自身のダンスをいじるようなモノマネをしたタレントがネットで叩かれたときは、逆にそのタレントへの感謝の言葉を贈り、大人の対応で懐の深さを見せた。

■たけしも魅了された純真さ

 剛力も色眼鏡なしで見れば、むしろ好感度は高いはず。加えて、彼女は『国民的美少女コンテスト』出身とはいえ、上戸彩や武井のように本選で入賞したわけでない。2次選考で落ちたが、目に止めたスタッフがいて事務所に所属することができ、這い上がってきた雑草タイプ。いわれのない誹謗や中傷が目に入らないことはないと思うが、屈しないメンタルの強さも持ち合わせているのだろう。

 ゴリ押し批判の反動からか、はたまた逆境にもまったく動じないポジティブな姿勢が好感を呼んでか、剛力自身の良さを素直に評価する声もネットに出てきている。ビートたけしは、『しゃべくり007』(日本テレビ系)で「可愛いと思う」と彼女の名前を挙げ、「目がすごくきれい。印象に残る」と評していた。唯一無二の持ち味を打ち出していくなかで、純粋な剛力彩芽ファンはより増えていくに違いない。ファンがアンチになることはよくあるが、剛力のメンタルお化け的なポジティブさは、そのアンチをまたファンにさせてしまう力さえもあるように思える。
(文:斉藤貴志)



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