これまで「自動車保険」の保険料が変わる要素や特約について解説し、その中でも保険料に大きく差が出る「年齢条件」と「等級」について紹介してきた(関連記事を参照)。
今回は、個人契約の際に、保険料を節約するための「運転者限定特約」について解説する。運転者限定特約は、運転者の年齢条件と同じくノンフリート契約に限り付帯できるサービス。年齢条件がもっとも重要ではあるが、保険料を安く抑えるためにはこの特約についても知っておく必要があるだろう。
■運転者限定特約(運転者限定割引)
運転者を限定することで、保険料が割り引かれるのが「運転者限定特約」。種類は「本人型」「夫婦型」「家族型」に3つに分かれている場合が多い。どんな人にオススメかも一緒に記していく。
【本人型】(運転者本人限定特約)
運転する人を本人(記名被保険者)のみに限定する特約。
・運転者限定特約のなかでも一番保険料が安く抑えられるので、本人以外に運転しない場合にオススメだ。
【夫婦型】(運転者本人・配偶者限定特約)
運転する人を本人および、その配偶者のみに限定する特約。
・保険料は、本人型よりも高くなるが、家族型よりも安くなる。本人や配偶者以外が運転しない場合に最適。
【家族型】(運転者家族限定特約)
運転する人を本人および、その家族のみに限定する特約。
・家族限定にすることで、限定外に比べて保険料は割り引かれる。家族以外が運転しない場合にオススメ。
ちなみに、「家族」は以下のいずれかの該当者となる。
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子(婚姻歴のある子以外)
※この場合の配偶者には内縁も含まれる
■注意すべき点は?
運転者限定特約の最大のメリットといえば、やはり保険料が安くなること。だが、家族限定などにしていると、ゴルフなどで家族以外と遠出した際に、ほかの人と運転を交替することはできない。したとしても、事故の際には保険が適用されないので要注意だ。
ちなみに、他人の車を運転して事故を起こした場合は、自分の自動車保険の「他車運転特約」を使うことができる。ただし、注意しなければならないのは、他車の車両価格が高かった場合、自身の車両保険で補償された金額までしか保険金が支払われないこともある。つまり、自身の車よりも他車の車両保険が高い場合には、その差額は自腹で払うことになる可能性もあるのだ。
次回は、この特約のなかでも、初心者には少し複雑な「家族限定」と「年齢限定」に関する部分について、具体的な事例を挙げて紹介していこう。複雑な部分ではあるが、非常に重要な部分でもあり、理解することで保険の入り方が変わる可能性もあるので、ぜひ見てもらいたい。
取材協力:ファイナンシャルプランナー/FP技能士2級
東京サンコー株式会社 代表取締役 長島良介氏
取材・文:寺本亜紀
>>大切な「保険選び」 まずは<自動車保険ランキング>をチェック!
>>【物損事故・高額賠償(1)】修理費だけじゃない! 休業損害も発生した2つの判例
今回は、個人契約の際に、保険料を節約するための「運転者限定特約」について解説する。運転者限定特約は、運転者の年齢条件と同じくノンフリート契約に限り付帯できるサービス。年齢条件がもっとも重要ではあるが、保険料を安く抑えるためにはこの特約についても知っておく必要があるだろう。
運転者を限定することで、保険料が割り引かれるのが「運転者限定特約」。種類は「本人型」「夫婦型」「家族型」に3つに分かれている場合が多い。どんな人にオススメかも一緒に記していく。
【本人型】(運転者本人限定特約)
運転する人を本人(記名被保険者)のみに限定する特約。
・運転者限定特約のなかでも一番保険料が安く抑えられるので、本人以外に運転しない場合にオススメだ。
【夫婦型】(運転者本人・配偶者限定特約)
運転する人を本人および、その配偶者のみに限定する特約。
・保険料は、本人型よりも高くなるが、家族型よりも安くなる。本人や配偶者以外が運転しない場合に最適。
【家族型】(運転者家族限定特約)
運転する人を本人および、その家族のみに限定する特約。
・家族限定にすることで、限定外に比べて保険料は割り引かれる。家族以外が運転しない場合にオススメ。
ちなみに、「家族」は以下のいずれかの該当者となる。
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
・記名被保険者またはその配偶者の別居の未婚の子(婚姻歴のある子以外)
※この場合の配偶者には内縁も含まれる
■注意すべき点は?
運転者限定特約の最大のメリットといえば、やはり保険料が安くなること。だが、家族限定などにしていると、ゴルフなどで家族以外と遠出した際に、ほかの人と運転を交替することはできない。したとしても、事故の際には保険が適用されないので要注意だ。
ちなみに、他人の車を運転して事故を起こした場合は、自分の自動車保険の「他車運転特約」を使うことができる。ただし、注意しなければならないのは、他車の車両価格が高かった場合、自身の車両保険で補償された金額までしか保険金が支払われないこともある。つまり、自身の車よりも他車の車両保険が高い場合には、その差額は自腹で払うことになる可能性もあるのだ。
次回は、この特約のなかでも、初心者には少し複雑な「家族限定」と「年齢限定」に関する部分について、具体的な事例を挙げて紹介していこう。複雑な部分ではあるが、非常に重要な部分でもあり、理解することで保険の入り方が変わる可能性もあるので、ぜひ見てもらいたい。
取材協力:ファイナンシャルプランナー/FP技能士2級
東京サンコー株式会社 代表取締役 長島良介氏
取材・文:寺本亜紀
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2015/06/06