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関西地区の新人俳優ショーケース『大阪俳優市場』がキャスト募集! iDOL Street・三谷優依が本格的な舞台で学んだこととは?

 これからの活躍が期待される関西地区の新人俳優・女優を集め、芸能関係者へのアピールの目的で上演している舞台『大阪俳優市場』が今夏公演の出演者を一般から募集中。今回、2013年の同企画に出演経験のあるiDOL Street 「w-Street'15」三谷優依にインタビュー。アイドルとしてだけではなく、女優、タレントとしても活躍の幅を広げる原点となった『大阪俳優市場』について聞いた。

2013年に『大阪俳優市場』への出演経験のある、iDOL Street 「w-Street'15」の三谷優依(C)De-View

2013年に『大阪俳優市場』への出演経験のある、iDOL Street 「w-Street'15」の三谷優依(C)De-View

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 エイベックスグループなどを主軸に多くのプロダクションが結集し、若手俳優の育成・発掘を目的とする“新人のショーケース”として企画しているこの舞台は、年2回のペースで行われており、各プロダクションがプッシュする新人のほか、事務所に所属していない人にまで門戸を広げている。

 通常の舞台では、経験の無い新人には、なかなか台詞や見せ場のある役は与えられないが、『大阪俳優市場』はほぼ全キャストが新人クラスであり、“育成”がテーマであるため、一般からの応募者も含め全員が主体となって作品作りが行われている。三谷優依は、『大阪俳優市場2013春』第2話「モンスタースチューデンツ&ティーチャーズ」(演出・森健太郎)に出演した。

――iDOL Streetストリート生としてデビューしたきっかけは?

「小さいときからアイドルに憧れてたんですけど、自分からは動いていなかったんです。中2の春に、友だちがエイベックスのアイドルオーディションを教えてくれて“一緒に送らへん?”って言ってくれて。そうしたら受かって、嬉しくて夢のようでした」

――憧れのアイドル活動をしてみてどうでしたか?

「バレエやダンスは習ってたんですけど、ホントに右も左も分からない素人として入ったので、最初は全力でやるしかないって気持ちで。でも2年目ぐらいからは自分なりのペースが掴めてきました。アイドル活動ではステージに出るのが大好き。ファンの方と一体になるのが、なんやろ…“イエーッ!”て感じで、サイコーなんです!(笑)」

――そして『大阪俳優市場』に2013年に出演しますが、そのきっかけは?

「スト生になって少し経って、スタッフさんから“こういう舞台があるんやけど出てみいひん?”って聞かれて、“出たいです!”って即答しました。その少し前に、iDOL Street全体のライブの中で寸劇みたいな感じで演技を初めてやらせていただいて、そのときから
演技に興味を持って、演技をしてみたいって周りに話していたんです」

――演技のどんなところに興味を持ったんでしょうか?

「iDOL Streetに入って間もなくて、名前も知られてないときに、いきなり主役に選んでいただいたんです。クリスマスのお話で、役は意地悪なサンタさん。トナカイさんに意地悪して、怒鳴り散らしたりてという役でした。初めての役がそんな感じやったんで吹っ切れて、自分じゃない役をやるのがメッチャ楽しくて、演技ってこんな楽しいんや!って一瞬で大好きになって。お客さんの前で演じるのがもう気持ち良くて、しかも怒鳴る系だったので、爽快!って感じでした」

――そして『大阪俳優市場』の稽古に参加しますが、初めての本格的な芝居の稽古はどうでしたか?

「稽古はすっごく楽しかったです。演出家の方が自由にやらせてくれるタイプの人で、台本はあるんですけど、“僕はあんまり口出ししないから、毎回の稽古でいろいろ考えてやってみて”って言ってくださったので、ここどうしよーとか、こんな風に言ってみようかなって毎日考えるのがすごく楽しかったです」

――演じたのはどんな役柄だったんですか?

「学校にいろんなキャラの生徒たちがいる中の一人で、“キャラを出していったもん勝ちやで”って言われてました。私が演じたのは“西園寺様”っていうセレブでお金持ちのお嬢様。お金をばら撒いたりするので、“キャラを作ったらすごく映える役やから頑張ってほしい”って言われてて。毎回の稽古で台詞をいろんな言い方に変えて、それを見てもらってキャラを作っていきました」

――そんな稽古のなかで学んだことは?

「今の活動でも残っているのが殻の破り方。西園寺様は“おーっほっほっほっほっ!”っていう感じなので、恥かしがってたら出来ない役で。最初は小さくやってたんですけど、演出家さんが“ドンドン殻破ってけ、もっと来い! もっと来い!”って引き上げて、殻の破り方を教えてくださったんです」

――殻をやぶったことがアイドル活動にもいい影響があったみたいですね。

「アイドルのライブでも自分を出せるようになりました。パフォーマンスでも殻を破ると見え方が全然違います。殻が破れたときの快感! それを知ってしまったんですよ(笑)! そこからはもっと面白い役もやってみたい、いろんな役に挑戦したいって、視野が広がりました」

――俳優市場には、いろんな年齢やキャリアの人が集まっていますよね。

「すっごく刺激を受けました! 私はアイドルとして入ったんですけど、モデルさんや、歌手の方、俳優さんやお笑い芸人さんまでいろんな方が集まっていました。それぞれに活動してきたものが、絆でキュッと固まったときに一つの作品が出来上がるのがすごく面白いなって思いました。俳優市場に出て考え方が変わりました。お笑い芸人さんはめっちゃ面白くて、休憩時間にネタをやっていただいたりして楽しかったです。『あほやねん!すきやねん!』(NHK総合)で漫才コンビの銀シャリさんと共演しているんですが、俳優市場で共演した方が後輩で、共通の話題も出来たんです」

――本番のステージで感じたことは?

「本番に稽古では味わえない感覚がありました。結構シリアスなシーンもあったんですけど、本番ではテンションが上がってもっと役に入り込めて、ホンマに泣きそうになったり。舞台で皆の息が揃う瞬間がすっごく楽しかったし。何日か公演があるので、自分の中で今日はアカンかったとか、イケたなとかも分かって、最高に楽しかったです」

――個性的なメンバーが一つになれたんですね。

「私たちの班は、3つの班のなかでバラバラで一番出来てないって怒られていました。それで一度、稽古の後に何時間もめっちゃいろいろ話し合って、みんなで頑張ろうという意識が強くなって。そうしたら本番では3班のなかで初めて拍手をもらって、そのときに泣きそうになったのを覚えてます。演出の方が“一番大切なのはチームワークやで”って言ってくださったのが最初はピンとこなかったんですが、やっていくうちに周りが見えてきて、台詞の言い易い間とか、立ち位置とかがだんだん分かってきて。やっぱり演技は自分だけでやるものじゃなくて、チームワークが大切なんやなって思いました」

――今後の活動のなかに『女優』も選択肢に入った感じですか?

「はい、今は女優さんにも興味があります。俳優市場で演じたのがキャラの濃い役だったので、個性的な女優さんに憧れるようになって。主役というより脇で光る人に。キャラがあって印象に残る女優さんになれたらいいなって思っています」

――5月25日からは、同じ演出家のよしもとLaugh+Theater Project『天使は瞳を閉じて』(HEP HALL)に出演が決まりました。俳優市場での出会いは大きかったのではないですか?

「以前、俳優市場が終わった後に、事務所に連絡を下さって、“俳優市場のときに頑張ってくれたから、違う舞台に出てみないか”ってお話しをいただいたんです。そのときはそんなに台詞の多い役じゃなかったんですが、“いただいた仕事を全力で精一杯やったら誰か見ていてくれるからね”教えてくださって。そういうことが次につながっていくんやなってめっちゃ感じて。出会えてよかったなって思います。だから、アイドルのときでも端っこにいても全力で踊ったら誰か見てくれてるって思って頑張ってます!」

――iDOL Streetはこれから新しい体制に変わっていくようですね。

「今まで一緒に頑張ってきた仲間が、iDOL Street第4弾のグループとしてメジャーに行くことも決まりました。やっぱり悔しい気持ちもあるんですが、いままで一緒に過ごしてきたからこそ頑張ってほしいという気持ちが大きくて。iDOL Street終業式の後にホテルの部屋で話をしたときに“絶対にお互いに大きくなってどっかで会おうな!”って約束しました。“優依は優依の道で行くわ!”って」

――そう言えたのも、女優として活動してきたことが一つの自信になったのでは?

「『大阪俳優市場』に出させていただいて感じたものがあるので、それを自信にして頑張っていきたいです。自分なりの道を進めるかもしれないって思っています」

――これから俳優市場に応募したいと考えている人にメッセージを。

「『俳優市場』に出ていなかったら今の自分はいないんじゃないかなっていうくらい、素敵な出会いがあったし、舞台の楽しさも知りました。稽古で自分を出せないとか、殻を破れないとか、辛いことやもやもやすることもあったんですが、出来たときの喜びがすごく大きくて。悔しい思いや辛いことも、その後に本番を迎えたときの喜びのためにあるものだと思って、全力で頑張ってほしいなと思います」

 現在、『大阪俳優市場』は出演キャストを募集中。応募の要項は公式サイトおよび、オーディション情報サイト「デビュー」に掲載中。

●三谷優依プロフィール

1999年3月26日生まれ、大阪府出身。2012年iDOL Streetオーディションに合格し、w-Streetメンバーとして所属。iDOL Street×hanaガール「hanarichu」として活動。『あほやねん!すきやねん!』(NHK)にレギュラー出演中。よしもとLaugh+Theater Project『天使は瞳を閉じて』(5/25〜5/27 大阪・HEP HALL)に出演。

関連写真

  • 2013年に『大阪俳優市場』への出演経験のある、iDOL Street 「w-Street'15」の三谷優依(C)De-View
  • ストリート生、「hanarichu」のメンバーとしてのアイドル活動に加え、舞台出演やテレビ出演にも活動の幅を広げている三谷(C)De-View
  • 個性派の女優としての活動も期待される三谷優依(C)De-View

提供元:Deview

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