米ロサンゼルス・ハリウッドを拠点に活動する俳優の真田広之が、初めてスティーヴン・スピルバーグのチームと組んだドラマ『エクスタント』が、WOWOWプライムで4日より放送開始される(吹替版:毎週土曜 後11:00、字幕版:毎週水曜 後10:00※第1話無料放送)。スピルバーグ製作総指揮、第74回アカデミー主演女優賞に輝いたハリー・ベリー主演のSFミステリードラマで、真田は物語の鍵を握る大企業の社長・ヤスモト役で出演している。この役に真田を推薦したのは、スピルバーグだったという。
スピルバーグといえば、映画『ジョーズ』(1975年)、『未知との遭遇』(77年)、『E.T.』(82年)、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『シンドラーのリスト』(94年)など、ヒット作を挙げればきりがないハリウッド随一のヒットメーカー。監督業だけでなく、映画やドラマの製作総指揮も数多く務める。
「別の作品のオーディションでスピルバーグから直接、演出を受けていたので、僕のキャラクターや英語のレベルをわかった上で、この番組のプロデューサーに推薦してくれた。僕としても『それはもうぜひ!』という感じで、彼の目を信じて、飛び込むしかなかったですね」と出演に至った経緯を説明する真田。その表情は誇らしげに見えた。
「スピルバーグは、どんな人に対しても威圧感を与えない、とても気さくな方です。アイデアが浮かぶと、すぐにやってみないと気がすまないところがあって、クリエイターとして純粋で、無邪気で、パワフルで、メガネの奥では、少年のようなキラキラした目が光っている。押しも押されもせぬ巨匠というポジションにいながら、映画少年の心を失っていない。だからこそ、エンターテインメント界の頂点に君臨し続けているんだと思います」と、スピルバーグの素顔について語れる日本人はそういないだろう。
真田は、映画『ラスト サムライ』(2003年)への出演をきっかけに渡米し、米国でのテレビシリーズ出演もこれで4作目となる。
「何のあてもなく、怖いもの知らずで飛び込んで10年あまり。なかなか思うようにいかない時期もありました。畑を耕すところから始めて、種をまいて、水をやって、肥料をやって、気がついたら月日が経って、ようやく芽が出てきたかなというのが、この10年という時間だった気がしますね」と感慨深げに振り返る。
「いかに無謀なことであったか、よくサバイブできたなという思いもありますし、これからが本番という思いもある。やればやるほど求められるハードルは高くなりますし、ハッタリで手を挙げて、結果コケたら次はない世界。射程距離を見極めながら、少しずつレベルアップしていくしかないですね」。そう話す真田もまた、夢や目標、好奇心いっぱいの少年のようにキラキラ輝いて見えた。
『エクスタント』の舞台は、30年後の近未来。宇宙飛行士のモリー(ハリー)は宇宙ステーションで13ヶ月の単独任務を終えた後、地球に帰還するが、なぜか妊娠しているというあり得ない事実が判明。船内での通信障害時に現れた、かつての恋人で事故死したマーカスとの再会が、関係あるのではと疑うモリー。一方、モリーの夫ジョン(ゴラン・ヴィシュニック)は、人間性を持つアンドロイドを開発するプロジェクトを計画し、大企業のヤスモト社に資金援助を依頼するが、断られてしまう。そんな失意のジョンに社長のヤスモト(真田)は個人的な資金援助を申し出て、モリーに接近してくる。
「SFとして描かれてきたことがどんどん現実になっている現代。近い将来、自分の身の回りでも起こりそうで少し怖くなる。すべてのSF的な要素が家族の物語に集約されていくので、どなたにも共感して楽しんでもらえる連続ドラマだと思います。スピルバーグが好きな“宇宙”“未来”“少年”の要素がすべて入った作品です」。二ヶ国語版ではヤスモトの“日本語吹替”を真田本人が務めている。
■番組公式ホームページ
http://www.wowow.co.jp/drama/extant/
スピルバーグといえば、映画『ジョーズ』(1975年)、『未知との遭遇』(77年)、『E.T.』(82年)、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、『シンドラーのリスト』(94年)など、ヒット作を挙げればきりがないハリウッド随一のヒットメーカー。監督業だけでなく、映画やドラマの製作総指揮も数多く務める。
「別の作品のオーディションでスピルバーグから直接、演出を受けていたので、僕のキャラクターや英語のレベルをわかった上で、この番組のプロデューサーに推薦してくれた。僕としても『それはもうぜひ!』という感じで、彼の目を信じて、飛び込むしかなかったですね」と出演に至った経緯を説明する真田。その表情は誇らしげに見えた。
「スピルバーグは、どんな人に対しても威圧感を与えない、とても気さくな方です。アイデアが浮かぶと、すぐにやってみないと気がすまないところがあって、クリエイターとして純粋で、無邪気で、パワフルで、メガネの奥では、少年のようなキラキラした目が光っている。押しも押されもせぬ巨匠というポジションにいながら、映画少年の心を失っていない。だからこそ、エンターテインメント界の頂点に君臨し続けているんだと思います」と、スピルバーグの素顔について語れる日本人はそういないだろう。
真田は、映画『ラスト サムライ』(2003年)への出演をきっかけに渡米し、米国でのテレビシリーズ出演もこれで4作目となる。
「何のあてもなく、怖いもの知らずで飛び込んで10年あまり。なかなか思うようにいかない時期もありました。畑を耕すところから始めて、種をまいて、水をやって、肥料をやって、気がついたら月日が経って、ようやく芽が出てきたかなというのが、この10年という時間だった気がしますね」と感慨深げに振り返る。
「いかに無謀なことであったか、よくサバイブできたなという思いもありますし、これからが本番という思いもある。やればやるほど求められるハードルは高くなりますし、ハッタリで手を挙げて、結果コケたら次はない世界。射程距離を見極めながら、少しずつレベルアップしていくしかないですね」。そう話す真田もまた、夢や目標、好奇心いっぱいの少年のようにキラキラ輝いて見えた。
『エクスタント』の舞台は、30年後の近未来。宇宙飛行士のモリー(ハリー)は宇宙ステーションで13ヶ月の単独任務を終えた後、地球に帰還するが、なぜか妊娠しているというあり得ない事実が判明。船内での通信障害時に現れた、かつての恋人で事故死したマーカスとの再会が、関係あるのではと疑うモリー。一方、モリーの夫ジョン(ゴラン・ヴィシュニック)は、人間性を持つアンドロイドを開発するプロジェクトを計画し、大企業のヤスモト社に資金援助を依頼するが、断られてしまう。そんな失意のジョンに社長のヤスモト(真田)は個人的な資金援助を申し出て、モリーに接近してくる。
「SFとして描かれてきたことがどんどん現実になっている現代。近い将来、自分の身の回りでも起こりそうで少し怖くなる。すべてのSF的な要素が家族の物語に集約されていくので、どなたにも共感して楽しんでもらえる連続ドラマだと思います。スピルバーグが好きな“宇宙”“未来”“少年”の要素がすべて入った作品です」。二ヶ国語版ではヤスモトの“日本語吹替”を真田本人が務めている。
■番組公式ホームページ
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2015/04/04