俳優の松坂桃李が、ドラマ『相棒』や『リーガルハイ』などを手がけた売れっ子脚本家・古沢良太氏によるオリジナル脚本の映画『エイプリルフールズ』に主演。そこで演じたのは、松坂史上まれに見る、最悪に女性にだらしなく、行動も軽薄すぎるチャラ男。そんな役に「共感できる」と笑顔で語る松坂の真意とは?
同作での松坂の登場は、いきなりのベッドシーン。しかも後ろから全裸も映し出されるというファンサービスっぷり。そんな映画冒頭が象徴する松坂の役は、SEX依存症の天才外科医。常に調子いい言葉を並べ立てては、なりふりかまわず女性を口説きにかかる。これまでの好青年のイメージが強い松坂とは真逆の役柄だ。
「正直、最初に脚本を読んだときは『なんか共感できねーな』ってところもありました。でも、やっていくなかで『なるほど、女に手を出しちゃうのは、彼にとってはある種の精神安定剤なわけだから、仕方ないのかな』とスッキリできるポイントがあったんです。そこからは『ま、いっか!』と(笑)。そういう意味では今回、役から新しい考え方を教わりましたね」
松坂にとってこれまでにないハイな役どころになった同作には、『リーガルハイ』でおなじみの古沢氏の脚本ならではの“技”が存分に散りばめられていて、笑いのポイントが盛りだくさん。そこでは松坂自身も、観るものを笑わせることを意識して演じていたのだろうか。
「意図して人を笑わせることができる人って、相当頭のいい人だと思うんです。僕にはそんな才能はないので、笑わせようとすると絶対にスベるなって(笑)。無理矢理テンションを高めるというのでもなく、牧野として、そのシチュエーションを純粋に楽しませていただきます! というスタンスでした」
石川淳一監督率いる『リーガルハイ』制作チームの現場に初めて身を投じた松坂。撮影を振り返って、同チーム特有の空気感のなかで学んだことを明かしてくれた。
「いたずら心を持った大人たち、そんな印象ですかね(笑)。レストランのシーンは、撮影前に丸一日かけてリハーサルを行ったのですが、監督の狙いや演出意図について説明のない状態で『まずは好きにやってみてください』ってところからスタートしたんです。それぞれがアイディアを出し合い、お芝居を作り上げていく感じは、舞台のライブ感にも似ていました。役者陣の遊びにも、スタッフのみなさんが『いいね!』って活かそうとしてくれて。今までわりと感情を押さえた役が多かったこともあるんですけど、今回はギアを壊して現場に入ってきていいよ! という状況だったので『じゃあこんなこともやってみていいかな?』『これくらいやっちゃっても大丈夫だよね!?』って、これまで開けてなかった引き出しを、ガガガガガッーと開けるような感覚で、非常に楽しかったです」
同作での松坂の登場は、いきなりのベッドシーン。しかも後ろから全裸も映し出されるというファンサービスっぷり。そんな映画冒頭が象徴する松坂の役は、SEX依存症の天才外科医。常に調子いい言葉を並べ立てては、なりふりかまわず女性を口説きにかかる。これまでの好青年のイメージが強い松坂とは真逆の役柄だ。
「正直、最初に脚本を読んだときは『なんか共感できねーな』ってところもありました。でも、やっていくなかで『なるほど、女に手を出しちゃうのは、彼にとってはある種の精神安定剤なわけだから、仕方ないのかな』とスッキリできるポイントがあったんです。そこからは『ま、いっか!』と(笑)。そういう意味では今回、役から新しい考え方を教わりましたね」
松坂にとってこれまでにないハイな役どころになった同作には、『リーガルハイ』でおなじみの古沢氏の脚本ならではの“技”が存分に散りばめられていて、笑いのポイントが盛りだくさん。そこでは松坂自身も、観るものを笑わせることを意識して演じていたのだろうか。
「意図して人を笑わせることができる人って、相当頭のいい人だと思うんです。僕にはそんな才能はないので、笑わせようとすると絶対にスベるなって(笑)。無理矢理テンションを高めるというのでもなく、牧野として、そのシチュエーションを純粋に楽しませていただきます! というスタンスでした」
石川淳一監督率いる『リーガルハイ』制作チームの現場に初めて身を投じた松坂。撮影を振り返って、同チーム特有の空気感のなかで学んだことを明かしてくれた。
「いたずら心を持った大人たち、そんな印象ですかね(笑)。レストランのシーンは、撮影前に丸一日かけてリハーサルを行ったのですが、監督の狙いや演出意図について説明のない状態で『まずは好きにやってみてください』ってところからスタートしたんです。それぞれがアイディアを出し合い、お芝居を作り上げていく感じは、舞台のライブ感にも似ていました。役者陣の遊びにも、スタッフのみなさんが『いいね!』って活かそうとしてくれて。今までわりと感情を押さえた役が多かったこともあるんですけど、今回はギアを壊して現場に入ってきていいよ! という状況だったので『じゃあこんなこともやってみていいかな?』『これくらいやっちゃっても大丈夫だよね!?』って、これまで開けてなかった引き出しを、ガガガガガッーと開けるような感覚で、非常に楽しかったです」
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2015/04/03