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津田寛治、「いよいよ来たか…」連ドラ初主演

 テレビ離れ、テレビが面白くないと叫ばれる昨今、大ヒットした『あまちゃん』『半沢直樹』で名脇役たちが脚光を浴び、役者たちの需要は増すばかり。俳優・津田寛治(49)もその一人だ。名脇役としてその顔と名前はよく知られている彼のもとに“連続ドラマの主演”の話が舞い込んだ。それがTOKYO MXで4月1日より放送開始される連続ドラマ『食の軍師』(毎週水曜 後11:30)だ。

 「いよいよ来たか、松重豊さん(52)、佐藤二朗さん(45)、手塚とおるさん(52)…、同世代で大好きな俳優さんたちが連ドラに主演しているのを観て、喜ばしく思っている反面、うらやましくもあったので、俺にも話がこないかなぁと思っていた(笑)。なので、すごくうれしかったですね」と津田(以下同)。

 『食の軍師』は松重主演でドラマ化された『孤独のグルメ』の原作者で知られる久住昌之氏が漫画家・和泉晴紀(泉晴紀)氏とコンビを組み、「泉昌之」名義で2009年12月から『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に連載中の同名漫画のドラマ化。

 主人公・本郷播(ほんごう・ばん)役の津田は漫画から抜け出してきたかのように、トレンチコートと帽子姿が似合っている。

 「漫画のキャラクターを演じることは初めてではありませんが、そっくりと言われるとうれしいですね」。

 人一倍食事にこだわる本郷が、訪れる店の先々で、三国志の兵法になぞらえた食の陣立てに美学を追い求める物語。誰が求めたわけでもない、誰が評価するわけでもない、ただひたすらに己のこだわりを貫き、年下の力石馨(りきいし・かおる)を勝手にライバル視して、食べ合戦を繰り広げる。

 「ただ食べればいいんじゃない、その中で美学を追求していこうとするこだわり方が面白いですよね。原作漫画や脚本を読んで、僕自身の感性にもすごく合っているなと思いました。本郷の美味しいものを食べることにこだわる気持ちは理解できるし、可愛らしくもある。いい大人が、子どもみたいに楽しんでいる、その思考もかわいらしいですよね。観終わった後は、ぜひ、近所のおでん屋さんやもつ焼きや屋さんへ、食べに繰り出してほしいです。本郷流の食べ方を試してくれたら出演者としてそれ以上、幸せなことはないですね」

 漫画の本郷もそうだが、ドラマの中での津田も、実においしそうに食べる。

 「撮影時に出てくる料理はどれも実際においしいんですよ。ただ、昔から食べる芝居はうまいねって言われていたんです」と少し照れながら、でもうれしそうに話しを続けた。

 「小さい頃に観た映画やドラマを思い返すと、食べるシーンがすごく印象に残っている作品が多くて。それをよく真似していたなって(笑)。例えば、映画『友よ、静かに瞑れ』(1985年)で、藤竜也さんのハンバーガーの食べ方がめちゃくちゃ格好良かったんですが、しばらく僕もハンバーガー店に行っては、誰も観ていないのに藤さんの真似してみたりしていましたからね。本当、誰も観ていないのに(笑)。本郷と一緒だなぁ」。

 こうしていつの間にか培われていった演技力。北野武監督の『ソナチネ』(1993年)で俳優デビューを果たして以降は、超大作から学生の自主制作まで、映画にテレビにボーダレスに活躍。大河ドラマに朝ドラ、昼ドラ、ヤクザから刑事まで、その出演リストは実に多彩だ。

 「観客や視聴者に一番観てもらいたいのはストーリー。僕という俳優があっちでこんな役、こっちでこんな役をやっているということに気を取られてしまうのはよくないと思っていて、役名しか知らないくらいでもいいのかな。いろんな売れ方があると思いますが、アイドルやタレントのようにとにかく名前が売れて、あちこちで芸能界をサバイブするような売れ方は自分には想像つかない。納得の行く作品づくりができる現場を落ち着いてやっていきたいというのは変わらずですね。やりすぎるのもよろしくない。あれ出ていたの? あの役そういえばそうか、気付かなかった、くらいの方がいいのかな、と思っています」。

 MXでの放送後、深夜0時より動画サイト「GYAO!」で無料配信。MXの視聴エリア外でも作品を楽しめる(順次有料配信も開始)。

関連写真

  • TOKYO MXで4月1日より放送開始される連続ドラマ『食の軍師』に主演する津田寛治(C)久住昌之・和泉晴紀/日本文芸社・食の軍師製作委員会
  • 主人公・本郷役の津田寛治、ライバル・力石役の高岡奏輔、本郷の頭の中にいる諸葛亮孔明役は篠井英介が出演(C)久住昌之・和泉晴紀/日本文芸社・食の軍師製作委員会

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