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【花燃ゆ】劇団ひとり、初代内閣総理大臣役「かなり悩んだ」

 NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で、後に初代内閣総理大臣となる伊藤利助(博文)を演じるお笑いタレントの劇団ひとり。3月1日放送の第9回から本格的に登場し、一言目でいきなり大ヨダレをたらして話題になった。「熱をこめて演じたら出ちゃった。NGかと思ったら、まさかのOK。計算ではありません」というが、内心では「これはオイシイ」とほくそ笑む。

大河ドラマ『花燃ゆ』で後に初代総理大臣となる伊藤利助(博文)役を演じる劇団ひとり(C)NHK

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 昨年7月にキャスティングが発表された時点でも話題になったが、オファーを受けた時は「正直かなり悩みました。僕みたいな芸人が初代内閣総理大臣を演じていいものなのか、それも大河ドラマで、と。でも、芸能人生でこんな大役はまずないだろうと思い、引き受けました。謙虚にやらせてもらっています」。

 撮影現場では率先して場を盛り上げるムードメーカー。「最初の頃は知らない人ばっかりでしたし、皆、無理して会話しているような堅い雰囲気があったのですが、もうすっかり打ち解けて、うるさいくらい。男子校のようないい雰囲気になってきました」と手応えを語る。

 第9回では「この男、のちに日本初代の総理大臣になるということは本人ですら知る由もない」と、2度もナレーションが入るほど、若き日の利助は「いわば“こわっぱ”。実際、そうだったらしいのですが、脚本家は僕のパブリックイメージにも寄せて書いてくださっているんでしょうね、コミカルで演じやすいです」。

 松下村塾では、血気盛んな塾生たちの中で、けんかの仲裁役に回ることも多い。「人懐こい性格で、人たらしでもあったらしいですね。場の空気を読んだり、人の気持ちを察して行動したりできる人だったと思います。なぜあれほどの大出世ができたのか、伝記を読んでもわからなかった。きっと文字で表現しきれない魅力があったんだと思います」。

 本作では劇団ひとりの身を持って、利助の魅力が伝えられるかが重要となる。「後半はかっこつけようと思っています。あのこわっぱがここまで立派になったのか、と成長ぶりを見せたいですね」。

 利助は、吉田寅次郎(松陰)の刑死後、井上馨らとイギリスに秘密留学。帰国後、倒幕運動へと突き進んでいく。いずれは千円札のデザインにも使われた肖像のようにひげを生やした貫禄たっぷりの総理大臣になるわけだが、「僕がやるとコスプレ、コントになっちゃうと思うんですよね」と余計な気を回しているところが、劇団ひとりらしい。

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  • 大河ドラマ『花燃ゆ』で後に初代総理大臣となる伊藤利助(博文)役を演じる劇団ひとり(C)NHK
  • 第10回「躍動!松下村塾」より。このころ、まだ足軽にすぎなかった利助は噂を聞きつけて寅次郎のもとを訪れ、塾生となる(C)NHK

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