第一生命保険は23日、世の会社員たちの悲哀を謳った恒例『第28回 サラリーマン川柳コンクール』の入選100作品を発表した。応募総数が4万句を超えた今年は、職場よりも夫婦間への嘆きが多数。「妻なのか… 妖怪なのか… ウォッチする」(こまさん)と社会現象を巻き起こした『妖怪ウォッチ』から、「ありのまま メイク落とせば どこのママ?」(業界の三男坊)と大ヒット映画『アナと雪の女王』まで、昨年を象徴するキャラクターを巧みに盛り込み、見事な毒舌ぶりを発揮している。 このほか、昨年末に発表された流行語大賞を踏まえた「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」(若ジイジ)、「スッピンは ダメヨダメダメ ママじゃない」(ぬりかべ)といった“流行りネタ”も健在。さらに、夫婦間のコミュニケーションの変遷を感じさせたのが、LINEを絡めた句。「嫁LINE スタンプだけで 指示が来る」(TAKU・KEIパパ)、「もう10日 妻とのライン 既読なし」(ちびおやじ50)と、切ない日常を垣間見せている。
2015/02/23