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田村正和&竹内結子、10年ぶり共演で殺人犯と弁護人

 俳優の田村正和(71)がテレビ朝日系ドラマスペシャル『復讐法廷』(2月7日 後9:00〜11:06)に殺人犯役で主演し、弁護人役で女優の竹内結子(34)と約10年ぶりに共演していることが6日、わかった。田村と竹内の共演は、2004年3月放送の単発ドラマ『新ニューヨーク恋物語』(フジテレビ)以来。田村は「当時はかわいくて“女の子”という印象でしたが、大きな女優さんに成長された」と感慨ひとしお。竹内も「お会いしていなかった10年間、私も頑張れていたのかなと思うと、とてもうれしいです」と喜んで受け止めていた。

殺人犯・田村正和×弁護人・竹内結子、10年ぶりの共演で緊迫のリーガル・サスペンス。テレビ朝日系ドラマスペシャル『復讐法廷』2月7日放送(C)テレビ朝日

殺人犯・田村正和×弁護人・竹内結子、10年ぶりの共演で緊迫のリーガル・サスペンス。テレビ朝日系ドラマスペシャル『復讐法廷』2月7日放送(C)テレビ朝日

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 田村といえば、刑事や国選弁護人、ルポライター、保険会社調査員など、真実を追求する役柄に多く取り組んできたが、今作ではある男を射殺する殺人犯。警察の取調べを受け、検察に送られ、法廷の被告席に座る。いまだかつて目にしたことのない田村を観ることになりそうだ。本人も「いつもは“逮捕する側”を演じていますが、今回は“逮捕される側”です」と照れ笑いを浮かべる。

 しかも、事件の背景にあるのは、日本という国の法制度そのものに対する、“復讐”。被害者の岩崎健二は、田村演じる中原誠司の娘・由紀子をレイプし殺害しておきながら、“法の抜け穴”によって無罪放免となっていた。中原が殺害に至った動機は岩崎への憎しみもさることながら、凶悪犯を罰することができなかった検察や裁判官への怒り。自らの裁判を通して法の不備を世間に問いかけようとする骨太のヒューマン・サスペンスが展開する。

 田村は「かなり複雑な役どころ。娘を殺した加害者を憎み、“殺してやりたい”と思うところまでは理解できるのですが、この男は実際に相手を殺害してしまう。そして、自分は死刑でかまわないと思っている。そのあたりの複雑な心境をどう演じるか、悩みながら取り組みました」と明かす。一方で、「(被告人と弁護人の)距離感を結子ちゃんとは本当にちょうどよい感覚でご一緒できたと思います。僕は結子ちゃんの弁護をひたすら見ています。きっとやってくれるでしょう!」と手応えも語っていた。

■竹内は初の弁護士役 田村に“キュン”とした

 竹内演じる若きヤメ検弁護士・緒方信子は、ひたむきで正義感が強く、最初は弁護など必要ないと拒んでいた中原から徐々に信頼を得て、共に“司法”という大きな壁に立ち向かっていく。

 「弁護士役も、法廷のシーンも今回が初めて」という竹内は、「中原に信子が接見室で初めて自己紹介するシーンでは、田村さんと10年ぶりにお目にかかるという緊張感が、そのまま演技に表れていると思います」と振り返った。

 昨年、初舞台を踏んだ作品『君となら』(作・演出:三谷幸喜)で、父親より年上のフィアンセを持つ役を演じた竹内は、田村と共演しながら「こういうことね!」と納得したという。「大先輩なのですが、ジェントルマンで包容力があって、甘えられそうで。しかも、とってもよい香りがして(笑)。田村さんの表情がふわっと変わった瞬間を見て“キュン”としちゃいました!」と話していた。

 同作のゼネラルプロデューサーは、“失敗しない”の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(同局)の内山聖子氏。田村からの信頼も厚いベテランシナリオライターの竹山洋氏が脚本を担当し、田村と共に幾多の大作を世に送り出してきた藤田明二監督が演出を手がける。

 ほかに、岸部一徳平泉成田中哲司市毛良枝柳生みゆ手塚理美渡辺大高橋光臣長谷川朝晴中尾明慶らが出演する。

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