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東出昌大、初舞台で初主演 5・11上演『夜想曲集』

 俳優の東出昌大(26)が、5月11日から東京・天王洲の銀河劇場で上演される『夜想曲集』で、初舞台初主演を務めることが4日、わかった。同作はブッカー賞受賞の作家・カズオ・イシグロ氏が2009年に発表した初の短篇集「夜想曲集〜音楽と夕暮れをめぐる五つの物語〜」が原作。舞台版では、同書に収められた5編の短編の中から「老歌手」「夜想曲」「チェリスト」の3編を1つの戯曲として再構築して上演する。

初舞台に挑む東出昌大(左)と共演の安田成美

初舞台に挑む東出昌大(左)と共演の安田成美

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 3編のうち「老歌手」は、結婚27年目のハネムーンでベネチアを再訪した往年の名歌手が、妻に別れのセレナーデを歌う物語。「夜想曲」は、整形手術を受けた売れないサックス奏者が「老歌手」に登場する名歌手の妻と共に夜の散歩に出かける様を描く。「チェリスト」は、チェリストの若者と、彼の指導をしていた自称・チェロの大家であるアメリカ人女性の別れと再出発の物語。

 演出は、2011年に『第19回読売演劇大賞』杉村春子賞と優秀演出家賞、2013年に『第21回読売演劇大賞』優秀演出家賞を受賞した新進気鋭の女性演出家・小川絵梨子氏。脚本は、井上ひさし氏に師事し「地を渡る舟」で『第58回岸田國士戯曲賞』にノミネートされた長田育恵氏が担当。キャストには東出ほか、小川演出作2作目となる安田成美、近藤芳正、長谷川寧、中嶋しゅうらがキャストに名を連ねている。

 舞台は『夜想曲集』は2015年5月11日から24日まで東京・天王洲の銀河劇場で上演。

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  • 初舞台に挑む東出昌大(左)と共演の安田成美
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