フォトジャーナリストの笹本恒子氏（100）が、ファッション性や話題性に富んだ人に贈られる『第43回ベストドレッサー賞2014』（日本メンズファッション協会主催）の「特別賞」を受賞し27日、都内で行われた授賞式に出席。100歳での受賞は史上最年長という。

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　報道カメラマンとして長きに渡り活躍し、今年9月1日に100歳の誕生日を迎えた笹本氏。祝福の声を受けるも「たくさんの俳優さんがいるのに私になんて…」と恐縮しきりで、「こんなに多くのカメラを向けられて…写す方が楽ですね。写されるのは嫌ですね、女優さんのように美しくないので」と終始、謙虚に話していた。

　壇上では、しっかりとした足取りと口調でインタビューに応じ「3食ちゃんといただいております。若い頃から肉食です」とにっこり。「20年くらいになるけど、夜は肉類と野菜。主食はいただかずに赤ワインをいただいている」と長寿の秘訣を明かしていた。

　現在でも現役のカメラマンとして活動している笹本氏は、「体の動く限り、いいお仕事をしていても一般的には認められない方を探してインタビューをしたい」と意欲的に語り、「私は記事も書きますからそういう風に埋もれた、いい仕事をしている方を探してうかがってみようと思っています」とさらなる活躍を誓った。

　同賞にはそのほか、「政治・経済部門」にトヨタ自動車の豊田章男社長、「学術・文化部門」に歌舞伎俳優の片岡愛之助、放送作家の小山薫堂氏、「芸能部門」に女優の宮沢りえ、俳優の鈴木亮平、「スポーツ部門」に卓球の福原愛選手が選ばれた。