俳優の西島秀俊が主演するTBS×WOWOW共同制作ドラマ『MOZU』の劇場版が来年にも公開されることが13日、TBS系で放送された『MOZU Season2〜幻の翼〜』の最終回で発表された。西島は「『MOZU』の映画化、身の引き締まる思いです。これは何より、テレビドラマとしては表現や枠組みなど、あまりに異例で特別な作品を、応援し支えてくださった視聴者の皆様のおかげだと思っています」と喜びと感謝のコメントを寄せている。

　同ドラマは、作家・逢坂剛氏のハードボイルド小説『百舌』シリーズの映像化にTBSとWOWOWが挑んだ連続ドラマ。『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』（全10話）をTBSで今年4月10日〜6月12日に放送（全10話）。『Season2〜幻の翼〜』（全5話）をWOWOWで6月22日〜7月20日、TBSで10月16日〜11月13日にそれぞれ放送した。

　映画「海猿」シリーズ等を手がけた羽住英一郎監督が作り出す革新的な映像世界、そして西島、香川照之、真木よう子をはじめとする実力派俳優たちの重厚な演技、本格アクションが大きな反響を呼び、映画化が決定した。業界内の評価も高く、ギャラクシー賞テレビ部門月間賞や、東京ドラマアウォード作品賞等を受賞している。

　詳細は今後の発表となるが、西島は「クランクインの日、羽住監督はじめスタッフは、観客の皆様のご期待に沿えるよう、技術的にも精神的にも より高みを目指して撮影現場に向かうと思います。自分はその中で最大限の貢献をできるよう、全力を尽くしたい」と気がはやる。

　羽住監督も「スタッフ・キャストと共に全力で作りあげてきた『MOZU』シリーズ。さらにスケールアップさせてスクリーンで届けるために、全ての限界を超えて挑みたいと思います！！」とやる気満々だ。