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MBS・TBS系、海外紀行ドキュメンタリーで他局に対抗

 日曜の夜、テレビは何を観ていますか? MBS・TBS系で10月から新番組『さまぁ〜ずの世界のすげぇにツイテッタ〜』(毎週日曜 後10:00)が始まった。どんな番組を目指しているのか? プロデューサーのMBS毎日放送・上野大介氏に聞いた。

10月スタートしたMBS・TBS系日曜の夜10時台の新番組『さまぁ〜ずの世界のすげぇにツイテッタ〜』。海外紀行ドキュメンタリーの醍醐味を再び(C)MBS

10月スタートしたMBS・TBS系日曜の夜10時台の新番組『さまぁ〜ずの世界のすげぇにツイテッタ〜』。海外紀行ドキュメンタリーの醍醐味を再び(C)MBS

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 同番組は、『世界ウルルン滞在記』(1995年4月〜2007年4月)の流れを汲む海外紀行ドキュメンタリー。タレント、俳優、アスリートなどが世界各国の「すげぇ人たち」にツイテ行き、その仕事ぶりや生き様を伝える。

 12日放送の初回は、“朝ドラ”俳優・鈴木亮平がネパールを訪れ、超貴重な蜂蜜を求めて断崖絶壁に巣を作るヒマラヤオオミツバチのハニーハンターに密着した。19日と26日は2週連続で、俳優・真剣佑が現地取材したポルトガルの「フォルカド」と呼ばれる闘牛士たちを紹介。真剣佑が体を張って闘牛に挑戦し、その醍醐味に迫る。

――9月まで放送されていた『ホムカミ〜ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り〜』も海外紀行ドキュメンタリーでしたが、新番組の特徴は?

【上野】 『ホムカミ』は一人の外国人の里帰りをじっくり1時間見せてきましたが、新番組の『ツイテッタ〜』では3ネタ詰め込んで始めてみました。メインは、俳優・女優・タレントがリポーターとなって、世界の“すげぇ仕事人”に密着取材するコーナー。ほかに、レギュラー出演する中島健人くん(Sexy Zone)、SHELLYが身近なテーマの仕事人をリポートするコーナーと、もうひとつ海外取材ものを加えた形で、知られざる世界のさまざまな“仕事”を紹介していこうと思っています。

――海外ロケをメインとする番組が多い気がしますが…。

【上野】 海外で暮らす日本人は100万人以上と言われています。閉塞状況の日本を飛び出していく若者や、生きがいを求めて海外暮らしを選択する中高年が増えているという話も聞きます。一方で、日本で暮らす外国人も200万人くらいいる。知らない世界を見てみたいという興味は昔も今も変わらずにあると思いますが、単なる旅行目的からより深い関心を抱く人が増えているのではないでしょうか。そういうニーズを感じ取って、各局で番組が作られているのかもしれませんが、物理的なことでいえば、撮影機材の小型軽量化で海外取材がしやすくなったというのが大きいです。

――より差別化が必要になってきますよね。

【上野】 私自身、『世界ウルルン滞在記』から海外紀行ドキュメンタリーに携わってきましたが、その頃から一貫して「世界を舞台に人と人との交流を描く」とことをテーマにしてきました。新番組の『ツイテッタ〜』では、仕事を切り口に人と人との交流を描きます。仕事による暮らし方があると思いますし、それは生き方にもつながっています。どういう人生観でその仕事やって、どれくらいの収入があって、どう家族を養っているのか。そういったことにも踏み込んでリポートしてもらうために、タレントさんにも仕事を体験してもらうことにしました。そこが、この番組一番の特徴だと考えています。

――単なるタレントのチャレンジものではないということですね。

【上野】 そうですね。実際にその仕事をやってみないとどれだけ「すげぇ」か、実感できないと思うんですよね。リポーターが一緒に仕事をすることで交流も深まりますし、そこで生まれた関係性も視聴者に見せていきたい。なので、カメラワークにもこだわっていて、先ほど、撮影機材の軽量化と言いましたが、僕らはカメラマンが肩に担いで撮るENGカメラを使っています。やはりENGカメラでないとカメラマンの熟練した技術は発揮できない。視聴者が「このカメラワークいいね」なんて思って観ることはないと思うけど、知らず知らずのうちに惹きつけられていることってあると思いますので、そういう部分も含め、丁寧に撮っていきたいと思っています。

――上野さんは『ウルルン』からずっとMBS・TBS系日曜よる10時台の番組を担当されてきたそうですが…。

【上野】 13年続いた『世界ウルルン滞在記』が放送されていた当時は、その後の『情熱大陸』、『世界遺産』とセットで、良質なドキュメンタリー番組を見て月曜に備えると言った視聴習慣があったと思うんですが、そういったニーズを改めて掘り起こせたらいいですね。日本テレビがバラエティー、フジテレビが生放送の情報番組、テレビ朝日が長編の映画やドラマをやるっている中で、MBS・TBSをチョイスしてもらうために、特徴を打ち出す必要があると思っています。

 ドキュメンタリー番組の良いところは、自分の知らなかった世界がある、生き方もあるということを感じたり、番組からキャッチした情報が、もしかたら自分が将来、興味を持つものにつながっていく可能性があるということ。ネット社会が進んでも、テレビの影響力ってまだまだ大きいと思うんです。やりがいを持って番組を作っていきたいです。
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関連写真

  • 10月スタートしたMBS・TBS系日曜の夜10時台の新番組『さまぁ〜ずの世界のすげぇにツイテッタ〜』。海外紀行ドキュメンタリーの醍醐味を再び(C)MBS
  • 番組を担当するMBS毎日放送の上野大介プロデューサー (C)ORICON NewS inc.
  • 10月26日放送回は、俳優の真剣佑がポルトガルの「フォルカド」と呼ばれる闘牛士たちに密着したVTRの後編
  • 10月スタートしたMBS・TBS系日曜の夜10時台の新番組『さまぁ〜ずの世界のすげぇにツイテッタ〜』。10月26日放送回は、ポルトガルの「フォルカド」と呼ばれる闘牛士たちに密着した俳優・真剣佑(右)の後編。一番右奥にいるのが真剣佑(C)MBS

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