俳優の大泉洋が絶好調だ。来春スタートのNHK朝の連続テレビ小説『まれ』ではヒロインの父親役に起用され、今年だけで出演映画が3本公開(うち2本は主演)。5月公開の『青天の霹靂』ではマジシャン、『ぶどうのなみだ』(公開中)ではオーケストラの指揮者、11月8日公開の『トワイライト ささらさや』では売れない落語家と、劇中で特殊な職業を演じ、各々で違った表情を見せている。
女優・新垣結衣との初共演が話題の『トワイライト ささらさや』で大泉演じるユウタロウが、“売れない落語家”という設定は、実は映画オリジナル。加納朋子氏の原作小説『ささら さや』(幻冬舎文庫)は普通のサラリーマンだった。ユウタロウを、寄席に出ても誰も笑ってくれない“売れない落語家”に脚色したことで、たった一人だけ、彼の落語で笑っていた女性、サヤ(新垣)との出会いががぜん輝いてくる。
映画は、「冒頭からなんですが、あたし、もう、この世の人間ではありません」と高座からあいさつするユウタロウから始まる。突然の交通事故でこの世の人ではなくなってしまった彼は、自分の葬式で途方に暮れるサヤと生まれたばかりの息子が心配で、成仏できずいろんな人の体を借りて、彼女を助けに現れる。そして「バカだねぇ、おまえは」と落語口調で話しかけるところが、いっそう切なさを深めるのだった。
落語家の設定と大泉のキャスティングに因果関係はなく、後に大泉が大の落語好きだったことを知り、深川栄洋監督も「実際に撮影に入って驚きました。想像以上に芸の幅が広がっていて、“おみそれしました”という感じでした」と驚いていたほど。小学生の頃からいくつか話を覚え、大人を喜ばせていたという大泉は、面白い話・面白くない話も聞き分けることができる“落語通”で、“売れない落語家”を演じることがむしろ難しかったという。
大好きな落語をあえて“残念”に演じた大泉は「売れない落語家なのに、サヤに対してはいつも『バカだねぇ』と上から目線のユウタロウだけど、実は自分自身が何もわかっていなかったことに気が付く。でもそこが人間らしいし、かわいらしい人だと思います」と役への愛情を語っていた。
女優・新垣結衣との初共演が話題の『トワイライト ささらさや』で大泉演じるユウタロウが、“売れない落語家”という設定は、実は映画オリジナル。加納朋子氏の原作小説『ささら さや』(幻冬舎文庫)は普通のサラリーマンだった。ユウタロウを、寄席に出ても誰も笑ってくれない“売れない落語家”に脚色したことで、たった一人だけ、彼の落語で笑っていた女性、サヤ(新垣)との出会いががぜん輝いてくる。
落語家の設定と大泉のキャスティングに因果関係はなく、後に大泉が大の落語好きだったことを知り、深川栄洋監督も「実際に撮影に入って驚きました。想像以上に芸の幅が広がっていて、“おみそれしました”という感じでした」と驚いていたほど。小学生の頃からいくつか話を覚え、大人を喜ばせていたという大泉は、面白い話・面白くない話も聞き分けることができる“落語通”で、“売れない落語家”を演じることがむしろ難しかったという。
大好きな落語をあえて“残念”に演じた大泉は「売れない落語家なのに、サヤに対してはいつも『バカだねぇ』と上から目線のユウタロウだけど、実は自分自身が何もわかっていなかったことに気が付く。でもそこが人間らしいし、かわいらしい人だと思います」と役への愛情を語っていた。
2014/10/17