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織田裕二、池井戸作品で中間管理職役 がまんの演技に新境地

 かつて、組織のルールを無視して走り回る所轄の刑事を演じていた俳優・織田裕二が、19日スタートのWOWOW『連続ドラマW 株価暴落』(毎週日曜 後10:00、全5話※第1話無料放送)では、がまんに、がまんを重ねる中間管理職の銀行マン役に挑んでいる。織田は「これまでプレーヤー的な役柄が多かった中で、責任を負うコーチのような役柄は新鮮。新しい扉を開けることができました」と手応えを語っている。

織田裕二が池井戸潤原作の金融エンターテインメントに初挑戦。WOWOW『連続ドラマW 株価暴落』10月19日スタート (C)ORICON NewS inc.

織田裕二が池井戸潤原作の金融エンターテインメントに初挑戦。WOWOW『連続ドラマW 株価暴落』10月19日スタート (C)ORICON NewS inc.

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 同ドラマは、半沢直樹シリーズで知られる池井戸潤氏の同名小説が原作。爆破テロの標的にされた巨大スーパー・一風堂の“株価”を軸に、経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない企業、彼らの債権の鍵を握るメインバンク、企業テロの真相を追う警察、各々の思惑が交差する、金融エンターテインメントだ。

 織田が演じる主人公・板東洋史は、メガバンク・白水銀行で主に業績が悪化した上場企業への融資をする・しないの決定をする審査部の審査役。「融資の要諦は回収にあり」を信条とし、再建の努力をしない会社や不正を斬り、銀行員としての正義を追及する。

 正義感あふれる役はこれまでも数多く演じてきたが、「板東という男は相手の気持ちや立場も考え、我慢に我慢を重ねた上で、これだけは伝えるっていうことを話す。言いたいことをすぐ言えちゃえば楽なんですが、がまんばかりするから撮影中の疲労感はものすごかった」と撮影を振り返る。

 「真夏の暑い盛りだからこそ、ネクタイをビシッと締めるようなタイプ」という板東が、ネクタイの結びをゆるめるシーンが劇中に何度か出てくる。織田は「彼は本当に息苦しいんだと思う」と同情しながら、疲労の中にもどこか色気のある板東を体現。「街を歩けばごくごく普通にいるサラリーマンが、日頃どんな思いで戦っているのか、この作品がエールになれば。自分自身、身が引き締まる思いでした」。

 元銀行員の池井戸氏の物語だけに、劇中には「2500億円の債権放棄」や「1億5000万円の追加融資」といった、日常ではあまり聞きなれない数字や単語もたくさん出てくる。「誰でもすんなりその世界に入っていけるというドラマではないかもしれません。老若男女問わず、幅広い層を意識した地上波民放ドラマとは違うアプローチも新鮮でした。ここ最近、分かりやすさを第一に、間を取らずにせりふを積み重ねる芝居をしがちだったんですが、今回、間を大事に芝居ができたので、芝居を始めて間もない頃を思い出しました」と心境を話していた。
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