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水谷豊、新しい“右京”はコメディー!? 浅田次郎原作『王妃の館』映画化

 俳優の水谷豊主演で、直木賞作家・浅田次郎氏の長編小説『王妃の館』(集英社文庫)が映画化されることが4日、わかった。水谷は、当たり役でもある大人気ドラマ『相棒』シリーズの杉下右京と同じ名前の天才売れっ子作家・北白川右京役を演じる。今作の“右京”は「作品を見てもらうまではもう…なんともいえませんね(笑)。口に出すのも怖いです。とにかく、(シチュエーション)コメディーです!」と、水谷は手応えを明かす。来年GWに公開予定。

 原作は、1998年から2001年にかけて雑誌『メイプル』(集英社)に連載。倒産寸前の旅行会社が企てたとんでもない計画を舞台に、それぞれ問題を抱えたツアー参加者たちが繰り広げる、笑いあり、涙あり、人情ありの人間ドラマ。

 今作の“右京”は、曲者ぞろいのツアー参加者たちの中でも一際個性が強く、持ち前のマイペースさと独特の人柄で、期せずして参加者たちを自分の世界に巻き込み、皆のちょっとこじれた毎日をほぐしていく。

 “右京”という役名に水谷は、「どうしたらいいんだろう」と一瞬思ったが、「5秒後には『右京のままでいい』と決心がつきました」とキッパリ。「名前にこだわりすぎて、敢えて名前を変えるのは原作にも失礼だと思いましたし、『相棒』と『王妃の館』は全く別の作品。そういう小細工をしてはいけない作品だと思って取り組みました」と振り返った。

 また、原作者の浅田氏は「水谷さんが演じることが決まった時は、運命のようなものを感じました。ただ、普段『相棒』シリーズに親しまれている方は、かなり度肝を抜かれるかもしれませんね」と不敵に笑う。

◆仏パリで20日間に及ぶロケ撮影を敢行

 撮影は、6月23日にクランクインし、仏パリで20日間に及ぶロケを敢行。7月24日に全撮影を終え、クランクアップした。ルーヴル美術館、セーヌ川、ヴォージュ広場といった観光名所のいたるところや、物語のベースとなる架空の豪華ホテル「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」のモデルとされるホテル「パヴィヨン・ド・ラレーヌ」でも行われた。

 浅田氏は「舞台設定から考えても、(実写映画化は)『有り得ないだろう』と思っていました。舞台はパリ、ルイ14世の時代と現代を行ったり来たりしますから、映像化は難しいだろうと思っていたので、思いがけなかった…」と映画の完成を期待して待つばかり。

 水谷は25年ぶりに訪れたパリで、なんと22泊したといい、「日本とフランスのスタッフが一緒に映画をつくっている姿は、感動的でした。『映画は言葉や国境を越える』ということを何度も再認識しました」と語っている。

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