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椎名誠、旅の続きは“3匹の孫”と 「静かな余生を送りたい」

 “旅をすみかとする作家”として、さまざまな秘境を巡ってきた椎名誠氏(69)が、10日、都内でフジテレビ系紀行ドキュメンタリーシリーズ『椎名誠のでっかい旅!ファイナル〜地球最大の火山島・アイスランドの謎に迫る〜』(27日放送 後9:00)の取材に応じ、「これからは静かな余生を送りたい」と夢を語った。

 子どもの頃に読んだ、フランスの作家ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』や『地底旅行』などの空想科学小説に影響を受け、「気づいたら自分もいろんなところへ旅に出て、SF小説も書くようになっていた」という椎名氏。テレビのドキュメンタリー番組で「ヘリコプターから飛び降りたり、沈没船の中へ潜ったり、面白がっていろんなことやってきた」と半生を振り返り、今月14日の誕生日で70歳になる節目に「でも、もう、いかだでアマゾン河を下るようなことはしないと思う」と、“でっかい旅”の終結を宣言した。

 心境の変化をもたらしたのは、「3匹の孫たち」。椎名氏は「彼らが僕のいい遊び相手になってくれている。彼らと1ヶ月も離れるのは悲しくて、悲しくて(笑)。年長の孫とゴールデン・ゲート・ブリッジの下で釣りをする約束をしているんだけど、これからはそういう小さな旅を楽しみたい」と“おじいちゃん”の顔をみせた。

 9年ぶりにしてシリーズ完結編となる今回の『でっかい旅』も「最初は嫌だった」と、ぶっちゃけた椎名氏。これまで、アマゾン河(2002年)、メコン河(2003年)、ラプラタ河(2004年)、カナダ北極圏(2005年)と地球規模で秘境を巡ってきた椎名氏だが、最後に選んだのは『地底旅行』の舞台とされる北極圏の国・アイスランド。「誘惑と情熱が入り交じる中、やや重い腰上げて、飛行機で17時間かけて現地を訪れたら素晴らしいものにたくさん出会えた。帰りの17時間は気持ちも、感覚もまったく違っていた」と旅の成果をかみしめた。

 「氷の島」をイメージさせる氷河が残り、その下には火山が隠れている火山国であり、国土のいたるところから温泉が湧き出ている島国、漁業も盛んで、日本と多くの共通点を持っているが、「アイスランドは、世界で最も幸せな国として知られており、実際どうなんだろう、この目で確かめたい。行ってみて、その通りだと思いました。日本と比較して学ぶことも多く、羨望を抱く国でした」。

 番組では、碧い温泉「ブルーラグーン」などの観光地を除き、日本ではあまり紹介されてこなかった大自然の神秘と謎に迫っていく。2300年前に起きた溶岩の噴火によって形成された内陸部のミーヴァトン湖をはじめ、大陸プレートが交差する島ならではの「ギャウ」と呼ばれる“地球の裂け目”、クラプラ火山の地熱発電所、北極圏近くのフィヨルド地帯と海岸の天然露天風呂、世界でも珍しい火口内部に降りられる火山スリーヌカギーガルにも足を踏み入れ、漁船に同乗して極北の漁師料理も味わう。

関連写真

  • 夢を語った椎名誠 (C)ORICON NewS inc.
  • ドキュメンタリーシリーズ『椎名誠のでっかい旅!ファイナル〜地球最大の火山島・アイスランドの謎に迫る〜』の取材に応じた椎名誠 (C)ORICON NewS inc.
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