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宮崎駿監督、引退後初仕事 ジブリ美術館『クルミわり人形』展

 スタジオジブリの宮崎駿監督が映画監督からの“引退”宣言後、初仕事ともいえる東京・三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示『クルミわり人形とネズミの王さま』展(5月31日〜来年5月予定)の内覧会が30日、開かれた。

三鷹の森ジブリ美術館企画展示『クルミわり人形とネズミの王さま展』(C)Nibariki(C)Museo d’Arte Ghibli

三鷹の森ジブリ美術館企画展示『クルミわり人形とネズミの王さま展』(C)Nibariki(C)Museo d’Arte Ghibli

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 同展示は、映画『風立ちぬ』の制作中に出会った絵本『くるみわりにんぎょう』(徳間書店)を“メルヘンのたからもの”に感じた宮崎監督が、幼い女の子たちをひきつける「クルミわり人形」の不思議な魅力を読み解いたもの。宮崎監督自ら描き下ろした展示パネルや立体造形物などを駆使して、絵本の世界はもちろん、このお話の原作であるエルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの児童書『クルミわりとネズミの王さま』(岩波書店)やチャイコフスキーのバレエも併せて紹介している。

 中島清文館長は「企画から監修まで宮崎監督が行っております。引退会見後、初仕事と言っていい“作品”。製作期間は5ヶ月くらい。企画を出し、原案を出し、絵も自ら描き、解説もみずから行っています」とアピールしていた。

 同企画展示の発端となった絵本『くるみわりにんぎょう』のイラストを手がけたアリソン・ジェイ氏も、「まるで自分の絵本が立ち現れ、その中に入っていくような感動がありました。お話に対する宮崎監督独自の解釈にも驚かされましたし、動く画、アニメーションを愛していることが見て取れて新鮮でした」と感激。「おいしそうなお菓子がたくさん展示されていますが、食べられませんので気をつけてください。インタラクティブに、実際に触ったりしながら楽しめる展示になっているので、多くの皆さんに楽しんでもらいたい」と話していた。

 三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制。毎月10日(土・日・祝の場合は翌平日)より翌1ヶ月分を全国のローソンで販売している(WEB、モバイル、店頭Loppiにて予約、ローソン店頭で引き換え)。

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  • 絵本『くるみわりにんぎょう』イラスト作家のアリソン・ジェイ氏=『クルミわり人形とネズミの王さま展』内覧会 (C)ORICON NewS inc.

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