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ミュージカル『薄桜鬼』最新作が開幕。「散りゆく美学を感じて欲しい」

 シリーズ累計70万本を超える大人気ゲーム『薄桜鬼』を原作とした、ミュージカル『薄桜鬼』風間千景 篇が、23日からシアター1010にて開幕。初日公演を前にゲネプロが行われ、風間千景を演じる鈴木勝吾をはじめとする主要キャストが囲み取材に応じた。

囲み取材に登場したキャスト陣。(左から)廣瀬大介、矢崎広、鈴木勝吾、富田麻帆、松田凌。(C)DeView

囲み取材に登場したキャスト陣。(左から)廣瀬大介、矢崎広、鈴木勝吾、富田麻帆、松田凌。(C)DeView

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 同作品は、大人気ゲームを『薄桜鬼』を原作としたミュージカルで、2012年のG.W.にサンシャイン劇場にて、第一弾「斎藤 一 篇」を上演し、2013年3月に同じくサンシャイン劇場にて、第二弾公演「沖田総司 篇」、同年10月には日本青年館 大ホールにて、第三弾公演「土方歳三 篇」を上演。若手実力派俳優陣の熱い演技と、幕末の動乱の時代を生きた新選組とミュージカルという組み合わせが好評を呼び、殺陣×ダンス×歌で新選組を表現するという斬新な演出で観客を魅了した。さらには、2014年1月に劇中の楽曲を使ったライブイベント、ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVEも開催するなどの人気シリーズ作品。これまでは、新選組隊士を主人公にした物語だったが、今作は、ゲームオリジナルキャラクターとなる、新選組と相対する鬼一族の風間千景を主人公としたストーリー。

 今作の座長でもあり、鬼一族の風間千景を演じる鈴木勝吾は、「ずっとやってきた作品で、初めて新選組サイドではなく、鬼サイドからの作品。でも、新選組の面々の想いが、最後のところまで描かれていて、今までで、いちばん切なさを前面に押し出している作品なんじゃないかなと思っております。そこだけではないですが、薄桜鬼の散りゆく美学を感じて頂ければ一番嬉しいです」と作品への想いを語り、新選組の土方歳三を演じる矢崎広は「今までのミュージカル『薄桜鬼』にはない、ひと味もふた味も違ったものになっています。これ、乙女ゲームだったけ?というくらい。『薄桜鬼』の魅力的なキャラクターたちを通して、新選組って時代の中でどういう存在だったのかって、僕たちも演じながら体感しつつ、誠を貫いたり、その中に風間という鬼が関わってきたり、切ない要素もあり、いろんな観方ができる。『薄桜鬼』ってこういうのが魅力なんだなって改めて感じてもらえる作品になっているのではと思います。頑張っていきたいです!」とコメント。

 新キャストとして、雪村千鶴を演じる富田麻帆は「「風間千景 篇」ということで、千鶴自身も今までの千鶴より強かったりします。毎公演・毎公演、新選組のみんなが死んでいってしまうので、心がどんどんすり減っていくんですが、毎回リセットして、残りのステージを精一杯、千鶴として生きたいと思います」と意気込みを語った。

 東京公演の初日を前に控えて、沖田総司を演じる廣瀬大介は「誠心誠意尽くして、最後まで走り抜けたいと思います。走り抜けていく生き様を、ぜひ劇場に見に来ていただけたらと思います」と語ると、斎藤 一を演じる松田凌は「『薄桜鬼』という作品は、本当に自分たちも大好きで、体現できることを本当に光栄に思っています。それは自己満じゃなくて、いつも支えてくださっているみなさんとか、『薄桜鬼』という作品が好きなみなさんさんのため。一種の恩返しだと思ってます。新選組のような気持ちで日々、毎公演、自分たちが必死に追いかけてた夢を、少しでもみなさまに届けられるように、誠心誠意、真摯に向き合って、舞台上に残していきたいです」と意気込みをコメント。

 稽古場でのエピソードを聞かれると、矢崎は「新キャストもいますが、今までのキャストが本当にそれぞれキャラクターを掴んでいて、頼もしい存在になった。どのキャラクターをとっても、こいつはこう返してくるだろうなっていうコミュニケーションというか、チームワークが取れているところからスタートできる。幸せなカンパニーに育ったなと実感してます」としみじみ語ると、鈴木も「今回は新選組隊士の散っていく姿を最後の最後まで描いていて。稽古場から何回もそれを見ていると、初演からもう2年半くらいの付き合いなので、キャラクターとしても、カンパニーの仲間としても、そいつらが稽古で汗している姿に、言葉じゃ表現できない気持ちというか、“こういう人たちの中で作品を一緒にやれて、嬉しい”って稽古場で感じました」と稽古場での様子を振り返った。

 また、座長・鈴木勝吾に対して共演者からのメッセージを求められると、富田は「以前、勝吾くんとは別の舞台で共演していたことがあったんですけど、その時はこんなに頼もしいと思ってなくて(笑)」と冗談を交えつつ、「今回、本当に頼もしい風間千景を演じているので、稽古場からすごい引っ張って行ってもらってました。その調子で6月1日までよろしくお願いします」とニッコリ。

 廣瀬は「この前、勝吾くんが『座長ってって何していいかわかんないよ〜』ってぼやいていたんですけど(笑)。僕らにとって今回の風間篇の座長は勝吾くんでしかないし、勝吾くんでしか成り立たない風間篇だと思う。座長についていけるよう、精一杯頑張っていきますので、よろしくお願いします!」と話すと、松田は「鈴木勝吾という、イチ先輩であり、イチ役者の初座長公演に立たせて頂けるだけですごく光栄です。僕は風間千景である鈴木勝吾についていくだけだなって思った。新選組にの斎藤 一として、舞台上でもその信頼と絆を裏返して、全力でかかっていきたいと思います」と熱い想いを吐露。

 矢崎は「勝吾とは「土方歳三 篇」で相当戦った。今回の風間篇でもたくさん戦うんですけど、戦いながら最近思うのは、僕の土方と勝吾くんの風間という関係が、ものすごくできてきた。何かトラブルが起きても勝吾くんがカバーしてくれたり、逆に僕が勝吾くんをカバーしたりっていう、おもしろい関係性ができていている。座長としてもすばらしい座長だと思うので、引っ張って行ってほしいなと思います」と、それぞれキャスト陣が座長にエールを贈った。

 最後に、矢崎は「ミュージカル『薄桜鬼』という作品は、自分たちにとってもすごく大事な作品。それをたくさんのファンの方にも大事にしてもらえていることがとても嬉しい。最初は歌、殺陣、ダンス、芝居という、たくさん詰まった作品をどうやってみせようか?というところからスタートして、新選組のように馬鹿げた夢をみてここまでやってきた。でも、その夢を応援してくださる方がたくさんいて、さらに自分たちもその応援してくださる声に負けないようにこれからも頑張っていきたい。ぜひ、劇場で一緒に夢を見てもらえたらと思います」とアピール。

 そして、座長の鈴木が「『薄桜鬼』という原作があり、ミュージカルがあって。もともと原作が好きでミュージカルに来てくれたり、それぞれの役者のことを応援していて、ミュージカルを観に来て、原作のことを好きになってくれたり、違うコンテンツの間で結びつきというか、たくさんの人が『薄桜鬼』という世界を愛してくれたことを、神戸公演を終えてより実感できました。そういうものをひとつひとつ繋いでいく作業を僕たちキャストやスタッフ、作っている仲間たちとできてるのは嬉しい。みなさま応援してください。劇場で待ってます」と熱い想いを伝えた。

 ミュージカル『薄桜鬼』風間千景 篇の東京公演は、6月1日(日)までシアター1010で上演中。また、同公演のDVDが9月19日(金)に発売されることが決定。

 (C)アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

関連写真

  • 囲み取材に登場したキャスト陣。(左から)廣瀬大介、矢崎広、鈴木勝吾、富田麻帆、松田凌。(C)DeView
  • 鬼一族の風間千景を演じる、鈴木勝吾。(C)DeView
  • 千鶴を巡って相対する新選組と風間。(C)DeView
  • 風間と千鶴の恋の行方はいかに…。(C)DeView
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  • 酒盛りで盛り上がる新選組隊士。(C)DeView

提供元:Deview

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