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東京メトロCMソングで注目の「米津玄師」

 作詞・作曲のほか、ジャケットのアートワークなども手がけるマルチクリエイター、米津玄師(よねづけんし)の2ndアルバム『YANKEE』が初動3.1万枚を売り上げ、2位にランクイン。自己最高初動、最高位をともに更新した。

2ndアルバム『YANKEE』がオリコン2位を記録した“ハチ”こと米津玄師

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 米津玄師は09年より、ボーカロイドプロデューサー「ハチ」名義でニコニコ動画へオリジナル曲を発表し始め、11年には動画共有サイトでの総再生回数2500万回を超える人気クリエイターとなった。12年には本名名義で、自らボーカルをとった、1stアルバム『diorama』をリリース。初動2.5万枚を売り上げ、初登場6位を獲得。「第5回CDショップ大賞」にも入賞するなど、一気に音楽シーンに存在感を示した。所属するREISSUE RECORDS の担当者は「『diorama』の発売を機に、新たにロックファンにも認知が広がった実感はあります」と手応えを語る。

 米津の魅力には、美しいメロディーラインと、何度も聴き返したくなる中毒性のあるアレンジなどが挙げられる。さらに、自作のイラストへの評価も高い。本作では通常盤のほか、イラストとマンガを含む104ページの画集を同梱した“画集盤”、本人のイラストを基に制作された、リード曲「アイネクライネ」のMV を収録した“映像盤”が発売された。

 また、堀北真希が出演する東京メトロのCM曲に「アイネクライネ」が起用され、幅広い層へも認知が広がったことも好セールスを支えた。

 現在のファン層は10 代がメイン。ただし、「昨年10月に発表した「MAD HEAD LOVE」で、ハチの制作スタイルと、新たなバンドスタイルが上手く融合できた」とアーティストとしての成長を語る。6月27日には東京・代官山UNIT にて、初ワンマンライブの開催を控えており、こうしたライブ活動が増えていくことで、ロック好きを中心に、さらにファン層を広げていきそうだ。(ORIGINAL CONFIDENCE 14年5月5日号掲載)

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