歌手の吉田拓郎と谷村新司が2日、都内で行われたBS日テレの音楽番組『地球劇場〜100年後の君に聴かせたい歌〜』（毎月1回土曜 19：00〜）の収録を行い、報道陣の取材に応じた。谷村が初共演の先輩・吉田について「自分で歌をつくってメッセージを出す。しかもちゃんとしたラブソングを歌ってくれる最初の突破口を切り開いてくれた人」と尊敬の念を明かす一方で、吉田は「あんまり仲良くしてきた覚えはない」とバッサリ。その後も、絶賛する谷村に対し、照れ隠しもあってかそっけない発言を連発させた。

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　谷村が“ツタエビト”として毎回“ウタビト”のアーティストを迎え、100年後に残したい“歌遺産”を新発見・再発見していく同番組。谷村は「（吉田に）どうしてもこの番組に来て欲しかった。スタッフ共々大感激で来てくれただけでうれしい」と大感激。

　さらに、これまでは「一緒にやるチャンスがなかった」といい、「お酒を飲むと本音でいろんなことをしゃべる。すごくチャーミングな方」とベタ褒めするも、吉田は「本当によく存じ上げない」と照れながら冷たく接し、オファーを受けた理由についても「正直に言うと7月のライブのいい練習。僕の年齢だと予備の段階から進めていかないと」と冗談めかし、笑いを誘っていた。

　番組では、2人で名曲「襟裳岬」を歌唱しており、吉田は「あまりに歌がお上手なのでびっくりしました」と“毒づく”も、「谷村新司と歌を歌うことはいい思い出になる。テレビで歌うのは好きじゃないけど、一生懸命歌ってあとは谷村が伝えます」と信頼を寄せていた。

　吉田は6月7日放送の第3回に登場する。