『第86回アカデミー賞』で、スタジオジブリの宮崎駿監督作品『風立ちぬ』を退け、「長編アニメーション映画賞」を受賞したディズニーの『アナと雪の女王』。ディズニー創立(1923年)90周年記念作品でもある同作は、ウォルト・ディズニーが『白雪姫』の製作に着手した1934年、ディズニーの長編アニメーションの歴史が始まってから80年を経て、その歴史に3つの足跡を残すことになった。 同作は、アンデルセンの傑作『雪の女王』にインスピレーションを得て、運命に引き裂かれた王家の美しい姉妹を主人公に、凍った世界を救う“真実の愛”を描く物語。アニメーションで描くのがもっとも難しいとされる雪と氷の世界が、本物を見た時よりも「本物らしさ」をより強く感じられるように表現され、これまでに体験したことのない幻想的な世界へと誘ってくれる。
2014/03/04