ソチ五輪男子フィギュア金メダリストの羽生結弦選手(19)がショートプログラム(SP)で使用し、“泣きのギター”で話題となった故ゲイリー・ムーアさん(享年58)の名曲「パリの散歩道」が、34年前のライブ音源だったことがわかった。ムーアさんはライブのたびに、その時々のフィーリングを織り交ぜて違ったフレーズを奏でるため、同じ演奏を聞くことは二度とないとまで言われている。 同曲は、ロックバンドのスキッド・ロウ、シン・リジィなどでも活躍し、2011年2月に急逝した北アイルランド出身のギタリスト・ムーアさんが、生前にコンサートで何度もプレイし、数多くのライブアルバムに収録されてきた名曲。その中でも羽生選手がSPで使用したのは、“ため”といい、フレージングといい、1980年11月に英ロンドンのマーキークラブ公演でレコーディングが行われ、1983年に発売されたアルバム『ライヴ・アット・ザ・マーキー』に収録されているバージョンだった。
2014/02/17