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佐藤隆太主演、芥川賞作家・小川洋子原作『人質の朗読会』ドラマ化

 『博士の愛した数式』で本屋大賞を、『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞するなど、数々の受賞歴を誇る作家・小川洋子氏原作の感動作『人質の朗読会』(中央公論新社、初版:2011年2月)が、WOWOWでドラマ化されることが19日、わかった。

小川洋子原作の感動作『人質の朗読会』を佐藤隆太主演でドラマ化(C)WOWOW

小川洋子原作の感動作『人質の朗読会』を佐藤隆太主演でドラマ化(C)WOWOW

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 原作は、異国の地で事件に巻き込まれ、人質にとられた日本人たちが、長期に渡る拘束された生活の中でそれぞれの過去を語った声が録音(盗聴)されていた、という衝撃的な設定で話題を呼び、本屋大賞にもノミネートされた。

 小川氏はドラマ化に寄せて「ありふれた人生にも必ず、かけがえのない物語が結晶のようにひそんでいる。ドラマの登場人物たちの声を耳にした人は誰も、自分の胸に隠された結晶を、そっとすくい上げたくなるに違いない」とコメント。

 ドラマでは、作家、主婦、工場経営者、ツアーガイド、会社事務員と職業も年齢もバラバラの人質たちの、日々の物語が語られる。人質たちの生前の声を収めたテープの存在を知り、遺族たちのもとを回るラジオ局記者役で主演するのは、俳優の佐藤隆太。「これは、物語を語る人と、それに耳を傾ける人たちのドラマです。ひとつの物語を読み終えたときに心に沁みこませるかのように、そしてしっかりと受け止めるように小川洋子さんが原作で書いた言葉を、できるだけそのまま映像にしたい。それは監督や脚本家をはじめ、映像化にかかわった全員に共通する思いでした」と話している。

 出演は、佐藤、大谷直子長谷川朝晴原日出子阿南健治三浦貴大鷲尾真知子波瑠西田尚美徳永えり、レオ・K、左時枝佐々木すみ江ほか。監督は映画『時をかける少女』(主演:仲里依紗)の谷口正晃氏が務める。

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