俳優の北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎らが14日、都内で行われたテレビ東京系ドラマ『三匹のおっさん〜正義の味方、見参！！〜』（17日スタート、毎週金曜　後7：58）の制作発表記者会見に出席。会見に紛れ込んでいたお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右に「正義感が一番強いのは誰か」と問われ、いの一番に「北大路さんでしょ」と答えた泉谷。昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』で「もう二度と出ねえよ」と吠えるなど、怖いもの知らずに見える泉谷だったが、“先輩”を立てようと持ち上げたり、突っ込みを入れたり、かいがいしく振る舞う一面を見せた。

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　そんな泉谷に、北大路は「みんな自分が一番（正義感が強い）と思っていますよ。“ひげまん”というでしょ。（泉谷は）卑下して自慢するタイプ」とバッサリ。泉谷は「そんなことしてないから」とタジタジで「自分の言いにくいセリフ、こっちに回さないでよ」と北大路につっかかってみても、「そういうことはしておりません。肝心なセリフなんだから、あなたに言ってもらわないと」といい声で諭されると、「せっかく、セリフを少なくしようとしているに…」とトーンダウンして先輩に頭が上がらない様子だった。

　同ドラマは、かつての悪ガキ3人が世直しをしようと結成した自警団“三匹のおっさん”が、町内の悪を痛快に成敗していく、人気作家・有川浩氏の同名小説シリーズが原作。北大路演じる“キヨ”は剣道の達人、泉谷演じる“シゲ”は武闘派の柔道家、志賀演じる“ノリ”はスタンガンを携帯する頭脳派という設定で、三者三様のアクションシーンが見どころとなる。

　泉谷は「柔道は嫌いなのよ」とぼやきながらも、古傷のある右足を撮影でさらに痛めながらも体当たりで撮影に臨んでいる。泉谷は「年寄りが元気になれるドラマにしたいんだよ。生意気なことを言わせてもらえれば、今の日本は年寄りを大事にしているようでしていない。俺の活動はみんな若い奴にケンカ売るためにやっているんだ。今のガキはみんな悟りやがって、クソ面白くねぇ」と吠え、同ドラマにかける熱い思いも垣間見せていた。

　会見には、大野拓朗、三根梓、原作者の有川氏も同席した。