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【軍師官兵衛】竹中直人、秀吉役賛否両論の声に達観

 2014年、NHKの大河ドラマ『軍師官兵衛』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)は、戦国時代に信長、秀吉、家康の三英傑に重用された黒田官兵衛が主人公。V6の岡田准一が演じる官兵衛の起伏に富んだ生涯、信義を重んじた生き様を、黒田家や信長、秀吉ゆかりの人々など、戦国を生きた人物たちのリアクションと共に目撃していく一年となる。

 同作で、黒田官兵衛にとってのキーパーソンの一人、木下藤吉郎、後の豊臣(羽柴)秀吉を演じるのは、俳優の竹中直人(57)。1月5日放送の第1話から登場する。「最高の一年になると思います。岡田くんの官兵衛がめちゃくちゃカッコいい。面白いドラマになるんじゃないかなぁという期待で、ドキドキしますね。もう、まいったなぁ〜」と愛嬌たっぷりに笑った。

 竹中が大河ドラマで秀吉を演じるのは1996年に主演を務めた『秀吉』以来、18年ぶり2度目。「いいんですか? 私で? ぜひ、ぜひ! みたいな感じで引き受けさせていただきました。僕としては秀吉はとてもやり甲斐のある役でしたので」と二つ返事だったという。

 前回の秀吉は竹中のはまり役という評価が根強く、それだけに今回の起用に対する賛否両論は、本人の耳にも入ってきたという。

 「そうは言っても、前作を観ていない人もいるわけですからね(笑)。今回の作品を観た人がどう捉えるか。面白いと思うか、『まただよ』と思うか、何通りにも解釈されていくのが役者の楽しいところでもあるし、それで喜んだり、傷ついたりの繰り返しです」と達観している。

 「僕としてはどんな役でも演じられるだけでうれしいんです。前回とは脚本家も演出家も共演者も違うので、同じ秀吉役といっても、違ったものになるとは思います。今度はどんな秀吉像になるのか、かなり期待しています」。

 ただ、スタッフやキャストの中に、前回の『秀吉』を「子どもの頃、観ていました」と言われることが多いのも事実。「18年前といえば、39歳でお肌も今よりピチピチしていただろうし、恥ずかしというか、不思議な感じがします。昔の作品を懐かしがっている若いディレクターの顔を見て、一人で照れたり、僕も年を取ったんだなぁとしみじみ思ったりしています」。

 視聴者にメッセージを求めると「このドラマを観たいと思った人が観て、自分なりに何かを見つけてもらえれば、それ以上の喜びはない。僕たち俳優は全力投球で現場に臨んでいくだけ。観たいと思わない人に観せる努力は、プロデューサーにお任せます」と茶目っ気たっぷりに答えた。俳優という仕事に対する姿勢の一端として「僕は役を作るということはなくて、脚本に書かれているものを演出家と共演者と共に作り上げてきたものが作品という形になって、それを観た人たちによって、今回の秀吉はこうだったね、ああだったねと語られていくことで役は作られていくと思うんです」と語っていた。

 27歳でお笑いデビューし、その後は主に俳優として数多くのドラマ、映画、舞台に出演、自ら長編映画の監督も務めた作品も残している。18年前、「何か長い期間ひとつの役をやってみたい」と思っていた時に舞い込んできたのが、大河ドラマ『秀吉』の主役だった。結果、自身の代表作となり、「願えばかなうのかなって思ったりしました」と振り返る。

 「芸能生活30年、自分の中では何も変わらず、年を取ってしまったように思う。みんなで何かを作るのは楽しい作業だし、それが低予算でも、大作でも、どんな役でもやりたい。仕事あってこそですからね。この一年は、体を壊さないように、けがしないように、皆さんに迷惑をかけないよう、『軍師官兵衛』の秀吉を演じきりたいと思います」。

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