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2013年のエンタメシーンを総ざらい!! 〜今年は“幸せニュース”が多かった!?

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 今年もいよいよ残すところあとわずか。時の移ろいの早さに一抹の寂しさを覚える人も多いはず。2013年のエンタメシーンを振り返ってみると、新たなヒット作の誕生や結婚、離婚、訃報、そしてスキャンダルなど、さまざまな事象が起きた。『ユーザーが選ぶエンタメ10大事件』とともに、改めて2013年のエンタメシーンを回顧していこう。

平成の最高ドラマ視聴率を叩き出した『半沢直樹』 (C)TBS

平成の最高ドラマ視聴率を叩き出した『半沢直樹』 (C)TBS

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■“国産ドラマ復権”の狼煙が上がった2013年

 2013年を振り返った際、特に印象深かったのは、やはり『半沢直樹』(TBS系)、『あまちゃん』(NHK総合)を両巨頭とした“国産ドラマの復権”が挙げられる。平均視聴率42.2%という驚異的な数字を叩き出し、決め台詞「倍返し」も流行語大賞に選出。主演を務めた堺雅人の鬼気迫る演技と、信念を曲げず“巨大な悪=上司”に立ち向かう姿にカタルシスを得た視聴者が続出した。

 『エンタメ10大事件』でも【『半沢直樹』の大ヒット】は堂々の首位に選ばれており、「月曜の朝の会社の盛り上がりがすごかったから」(神奈川県/20代/女性)、「視聴率40%なんてテレビしか娯楽がない時代のものだと思っていたので驚いた」(千葉県/30代/女性)など、その盛り上がりを象徴するようなコメントが並ぶ。

 その『半沢直樹』とともに、間違いなく“名作”として後世に語り継がれることになるのが『あまちゃん』だ。主演の能年玲奈を筆頭に、宮本信子小泉今日子薬師丸ひろ子松田龍平など、強烈な個性を持ち合わせた俳優たちが多数出演。小ネタやサブカルネタがネットを中心に話題を呼び、これまで“朝ドラ”に馴染みのなかった若年層を取り込み、さらに相乗効果として高齢層の引き戻しにも成功した。

 『半沢直樹』『あまちゃん』だけが突出していたかといえば、決してそんなことはない。福山雅治主演の人気シリーズ『ガリレオ』(フジテレビ系)、米倉涼子の代表作となった『Doctor-X 〜外科医・大門未知子〜』、11シーズン目に突入した『相棒』(ともにテレビ朝日系)など、人気シリーズの続編が安定した数字を記録。先ごろ発表した『2013年 年間ドラマ視聴率TOP10』も上位10作品すべて20%を超える視聴率を獲得していることからも、ジャンルそのものの底上げが成されていることが伺える。来年以降も、半沢&あまちゃんの成功に触発された各局テレビマンの奮闘が、さらなる相乗効果を生むことになるだろう。

■ヒット作が生まれる一方、“勇退”も世間を驚かせた

 新たなヒット作が生まれる一方、長年に渡り愛され続けてきた人物や作品が“勇退”する姿も、視聴者に強烈なインパクトを残した。中でも今年10月に発表された、人気バラエティ番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が、来年3月で放送終了するという報には、多くのファンが驚きを隠せなかった。ギネスにも登録される長寿バラエティであり、もはや生活の一部と化していた同番組。『タモリ論』(新潮社)のヒットなどにより、長年司会を務めてきたタモリの、タレントとしての揺るぎない力量が再び脚光を集めていただけに、終了の報は衝撃的だった。

 そして、“勇退”というキーワードで忘れてはいけないのが、長年日本アニメーション界をけん引してきた宮崎駿監督の長編アニメーションからの引退発表だ。『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)、『アルプスの少女ハイジ』(74年)などで天才アニメーターとしての地位を確立。さらに自身の監督作としても『風の谷のナウシカ』(84年)、『となりのトトロ』(88年)、『千と千尋の神隠し』(01年)など、数えきれない程の多くの名作を世に送り出してきた。72歳という高齢から、引退もやむなしという声が多く寄せられたが、日本アニメーションにおけるその損失は計り知れないものがある。多くのファンは、「やっぱり引退は撤回します」と、ちょっぴり恥ずかしそうに発言する氏の姿を見たいと思っているはずだ。

■ビッグカップルの誕生と時代を彩った著名人の訃報

 続いては、2013年・芸能界の冠婚葬祭についても振り返ってみよう。毎年、多くの芸能人が結婚を発表し世間の話題を集めるが、今年は著名人同士による“ビッグカップル”誕生が例年以上に多かった印象を受ける。ざっと挙げるだけで、堺雅人菅野美穂矢部浩之青木裕子中尾明慶仲里依紗松浦亜弥橘慶太北島康介千紗など、枚挙に暇がない。仲睦まじい様子が度々報道される度、その“お似合いな様子”に、思わずため息が漏れてしまった視聴者も多かったはず。

 そして、一時代を築いた多くの著名人の訃報が届いたことも記さなければならない。歌舞伎役者・十二代目 市川團十郎さん、俳優・三國連太郎さん、歌手・藤圭子さん、作家・山崎豊子さん、漫画家・やなせたかしさん、歌手・島倉千代子さんなど、時代を彩った多くの著名人が現世に別れを告げた。だが、その作品や功績は決して色あせることなく、永遠に生き続けていくことになる。

 そのほか、今年を象徴するような出来事といえば、2020年東京五輪の開催が決定し、招致プレゼンでの「お・も・て・な・し」がブームになったり、富士山が世界文化遺産に登録されるなど、総じて“おめでたい”話題が多かったように見受けられる。くまモンやふなっしーなどの“ゆるキャラ”たちが絶対的な市民権を得たことも同様だ。2014年は果たしてどのようなヒット作が誕生し、どのようなムーブメントが巻き起こるのか? 思わず笑みがこぼれてしまうような“幸せなニュース”が今年以上に生まれることを切に願いたい。

TOP10ランキング表

【調査概要】調査時期:2013年12月12日(木)〜12月17日(火)
調査対象:合計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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