アニメ&ゲーム カテゴリ
  • ホーム
  • 映画
  • 愛之助、オネエの次は楳図かずお役 楳図氏は監督デビュー

愛之助、オネエの次は楳図かずお役 楳図氏は監督デビュー

 歌舞伎俳優の片岡愛之助(41)が、『漂流教室』『まことちゃん』などで知られる漫画家・楳図かずお氏(77)の長編映画監督デビュー作『マザー』(来年9月27日公開)で、主人公・楳図かずお役を演じることが10日、わかった。今年TBSドラマ『半沢直樹』でオネエキャラの検査官役を好演しブレイクを果たした愛之助が、楳図氏の代名詞といえる赤白ボーダーシャツに袖を通し、再び異彩を放つ。

 1995年以降、けんしょう炎で休筆を続けている楳図氏が自ら脚本も手がけた同作は、数々の作品で読者を魅了してきた「楳図ワールド」の秘密を解き明かす自叙伝的ストーリー。現実と幻想の狭間で繰り広げられる怖くて切ないホラー作で、物語のキーを握る楳図の母・イチエ役は真行寺君枝が演じる。

 楳図氏と「グワシ」ポーズを決めた愛之助は「楳図かずお先生役と聞きまして、全然似てないのに大丈夫か、と心配になりました。僕らの世代は『まことちゃん』などずっと読んでいましたし、先生は近づきがたい、憧れの人で、まさかご本人にお会いできるとは思ってもいませんでした」と感激しきり。

 撮影はオールロケで、本業の歌舞伎の合間を縫って収録に参加。「先生独特の世界観や描写がたくさんあってうれしくなりました」と台本に惚れ込んだといい、「非常に濃密な時間を過ごしました」と充実ぶりを振り返っている。

 恐怖漫画の奇才と言われる楳図氏の作品に携わり、愛之助は「男女、親子、友情とさまざまな愛の形と、その裏返しが描かれており、時空を飛び越えてどうなってしまうんだろうという展開があったり、ただのホラー映画ではなく、いろいろな要素が含まれていると思います」と魅力をアピールしている。

 77歳にして長編映画のメガホンをとった楳図氏は「年齢はハンデだとは全く感じておらず、逆に年を重ねるに従い、創作の引き出しは増えていっていると思っている」と自信をみせ、今回の依頼を「チャンス」と思って快諾。今作は「『見る夢が現実化してしまう』という以前から温めていたアイデアに、誰もが共感できる普遍的な存在、お母さんをプラスした」というこだわりの内容に仕上がった。

 愛之助の起用理由については「ほんわかした、のほほーんとした雰囲気が役にぴったりと思って、この役をお願いしました」と説明。愛之助は「先生に似ていない」ことを心配していたが「並んで記念写真を撮ったら、なんか同じ人に見えてくるというか、似てきた気がしました。声がはっきりしていてメリハリのあるお芝居が素晴らしかった」と太鼓判を押していた。

 オネエキャラで一躍時の人となった愛之助が、ホラー作品で新たな一面を見せてくれそうだ。



関連写真

  • 楳図かずお(左)役を熱演する片岡愛之助(右)
  • 楳図かずおの母を演じる真行寺君枝

オリコントピックス