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斉藤由貴、“小さな巨人”緒方貞子役に体当たり 「NO ACT,NO LIFE」

 “小さな巨人”と称えられ、その類まれなる行動力と決断力が、今も世界の尊敬を集める一人の日本人女性がいる。緒方貞子さん(85)。1991年から10年にわたって、国連の難民救済機関UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のトップを務めた業績と、彼女の知られざる人生を、ドラマとドキュメンタリーを織り交ぜながら描く特別番組が放送される。NHK総合で17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』(後9:00〜10:29)のドラマパートで、緒方貞子さんを演じた女優の斉藤由貴(46)に話を聞いた。

8月17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』に出演する斉藤由貴 (C)ORICON NewS inc.

8月17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』に出演する斉藤由貴 (C)ORICON NewS inc.

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 「プレッシャーは相当でした。いままでの女優人生の中でも経験のないような膨大な資料を渡されて、読むほどに緒方貞子さんはスゴい方で。彼女がたどってきた道を表現するのにふさわしいリアリティを出せるのか、何より英語のセリフが多かったのが心配でした。ひと晩考えて、やったほうがいいという、勘…ですね。ハードルが高ければ高いほどやりがいがありますし、このチャンスを逃しちゃいけないと思いました」

 人道支援の歴史を変えたとも言われ、大胆かつ勇気ある行動と決断を実行してきた緒方さんも自分の「勘」を信じてきた人だ。ある時は防弾チョッキを身につけて紛争地に自ら足を運ぶなど、徹底した現場主義を貫いた。難民一人ひとりの声に耳を傾け、一人でも多くの命を救うために、前例にとらわれない決断を次々と下していった。

 そんな緒方さんの活躍ぶりを紹介するため、難民キャンプの再現シーンなどを米ロサンゼルスのハリウッドで撮影を敢行。現地でキャスティングした俳優たちの中に飛び込んでいった斉藤が、いかなる紛争の現場にも分け入っていった緒方さんと少し重なった。

 斉藤が印象深かったシーンに挙げたのは、イラク国内のクルド難民の救済を決断する会議シーン。監督から「カット」がかかると、斉藤の熱演ぶりに共演した俳優陣から自然と拍手が起こったという。「英語のセリフがうまく言えてよかったと思っていたら、周りの者を感動させるほど芝居だったと言ってもらった時は感動しましたね。それまですごくプレッシャーがあったし、練習も大変だったので、すごくうれしかったです」。

 番組では、緒方さん自身の、幼少期からの戦争をめぐる経験をひも解きながら、今なお、世界中を駆け回り、戦争の悲劇を考え、語り続ける緒方さんの熱いメッセージも織り込んでいく。

 緒方さんのインタビューで斉藤の印象に残ったのは『内向きは無知につながっている』というコメント。「役者にも同じことが言えると思ったんですよね。今回のオファーを断るか、やってみようと一歩乗り出すかどうかはすごく大きな分かれ道。今回は特別な仕事になりました」と感慨深げに語った。

 今年は、連続テレビ小説『あまちゃん』の劇中に、斉藤のデビュー曲「卒業」が流れて話題になったが、来年は芸能生活30周年の節目。今回の撮影の打ち上げの席で斉藤は「NO ACT,NO LIFE」と堂々、宣言したという。

 「私の本分は3人の子どもたちの母親であるということ。そこさえブレなければ、なるべく柔軟なスタンスで仕事をしてきたつもりだし、これからも、ちょっとどうかな、難しいかな、でもやってみようという柔らかい気持ちを大切にして、お仕事をしていきたいですね」と話していた。

関連写真

  • 8月17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』に出演する斉藤由貴 (C)ORICON NewS inc.
  • ドラマパートで緒方貞子さんを演じた斉藤由貴=8月17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』(C)NHK
  • 85歳の今も世界で活躍する歯貞子さん=8月17日放送のNHKスペシャル『緒方貞子〜戦争が終わらないこの世界で〜』(C)NHK

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