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水谷豊主演の下町人情物語『居酒屋もへじ』第2弾放送決定

 俳優・水谷豊が気風のいい居酒屋の主人を演じるTBS系ドラマ特別企画『居酒屋もへじ2‐あなたとわたし‐』が8月5日(後9:00)に放送されることが28日、わかった。一昨年9月25日に放送されて以来の第2弾。撮影スタジオで取材に応じた水谷は「犯人捕まえなくていいドラマは久しぶりでいいな。庶民の生活を描いた普通のドラマ。普通だからこそ難しいし、そこに面白さもあると思いますね」と不敵な笑みを浮かべた。

水谷豊と石井ふく子プロデューサーが贈るTBS系ドラマ特別企画『居酒屋もへじ2』8月5日放送決定(C)TBS

水谷豊と石井ふく子プロデューサーが贈るTBS系ドラマ特別企画『居酒屋もへじ2』8月5日放送決定(C)TBS

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 前作で水谷と石井ふく子プロデューサーが、1988年4月放送の日曜劇場『トレード』(単発)以来、23年ぶりにタッグを組み、オリジナル脚本で作り上げた下町の人情物語。

 舞台は、東京・上野界隈にひっそりとたたずむ看板のない居酒屋「もへじ」。主人公の米本平次(水谷)は、困っている人をみたら放っておけない性格から、血のつながらない子どもたちや老人と奇妙な生活を送っている。そんな登場人物たちの日常を下敷きに、他人同士が本当の家族以上の絆で結ばれ、お互いを思いやり助け合って生きていくさまを淡々と描く。

 今作では、平次に妙な言いがかりをつける着付け教室の先生・木原しの役で若尾文子が出演。水谷との初共演に気を良くし「もしこの作品がシリーズ化するのなら、端っこでいいからまた出させて」と懇願していた。ほかに、居酒屋に居候する老人に桂文珍、店の手伝いにやってくる薬剤師に岸本加世子、常連客の角野卓造井上順六平直政奈良岡朋子ら名優陣が顔をそろえる。

 水谷といえば、『モスクワ国際映画祭』で特別作品賞を受賞した映画『少年H』(8月10日公開)で、自分の眼で見て、自分の頭で考えて自分の言葉で語ることの大切さを教える理想的な父親を熱演。自身が主演する刑事ドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)は10年以上にわたり高視聴率を維持している。

 この『居酒屋もへじ』は、「前作は試行錯誤でしたが、2作目ではより作品のイメージがはっきり見えてきて、平次という男のことも、いろんなことが起きるんだけれど、それを受け止めて、明るく前を向ける、ポジティブなところが魅力的だなと思いました。それで、メガネが似合うんじゃないかと思ったんです」。

 水谷のひらめきで、前作ではかけていなかったメガネを今作では採用することに。石井プロデューサーも「愛嬌があっていい」と賛成した。最近の作品ではメガネをかけていることも多いが、きちんと差別化されている。作品ごとに役になりきるというか、役を自分のものにしてしまうというか。一つひとつの役柄にどう向き合っているのかと聞くと、水谷は「僕ね、演じ分けている意識がないんですよ。脚本の世界というのがありますから、それを読んだ印象だけで演っているところがあって。作品ごとに変えている感覚もなくて。不思議ですね」と、どか人ごとのように話していた。

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  • 居酒屋「もへじ」に集まったメインキャスト(C)TBS

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