タレントのビートたけしが15日、都内で行われたNHK『たけし アート☆ビートSP』の取材会に出席し、自ら考案した高さ8メートルもある巨大オブジェを初お披露目した。映画監督としての顔も持つたけしは、報道陣から「次回作は、このオブジェも出演する?」と質問されると「白黒映画でこいつが石油プラントの脇から出てきたら面白いかも」とノリノリ。さらに「戦後の高度成長期に化け物として出てくるような感じ」とイメージを膨らませ、初の特撮映画制作に向けて意欲的に語った。 巨大オブジェとこの日、初対面したたけしは「すげーな。面白い」と見上げ「やっぱアートは面白くなきゃ駄目だね」とご満悦。現代美術家のヤノベケンジ氏とタッグを組んで制作に挑んだオブジェは「古井戸がテーマ」といい、タイトルは『地底からの怒り』。「下町では身近な存在だったのに、現代ではゴミ捨て場になってしまい、井戸のファントムが怒って顔を出した」と、作品のイメージやこだわりを明かした。
2013/01/15