俳優の筧利夫、平幹二朗が26日、都内で行われた舞台『テイキング サイド〜ヒトラーに翻弄された指揮者が裁かれる日〜』の製作発表会に出席した。筧は終始、大先輩でもある平との共演を大喜び。一方の平は、マイクを使わず地声でハキハキ受け答えをする筧について、「次の選挙演説に立った方がいいのではと思うくらいの元気さ」と笑わせた。 映画監督の行定勲氏が演出を手掛ける同作は、米軍のアーノルド少佐(筧)がナチス政権下のドイツで指揮者として活動したフルトヴェングラー(平)にナチスとの関係を尋問する様子を通して、芸術家の倫理などを問いかける舞台。4度目の舞台出演となる福田沙紀は「緊張とどうなるのかという期待感で胸がいっぱい。これから始まる稽古が楽しみです」と意気込んだ。
2012/11/26