俳優の阿部寛が23日、都内で行われた主演映画『カラスの親指』(伊藤匡史監督)の公開初日舞台あいさつに登壇した。刑事役など“正義の味方”な印象の強い阿部が、同作で村上ショージと組んで初の詐欺師を熱演。「コンビネーションが楽しくて、初めてやった雰囲気の役なので自分の中でも評価が高いです」と手応えを語り、村上とそろって新喜劇ばりのズッコケもお披露目した。
村上は「今回大役をいただきました監督、ありがとうございます、というかすいません。ご期待に添えたか分からないけど、皆さんに温かく包んでいただいて」と平謝り。撮影では一人セリフを覚えず現場に行き、「映画がまったくわからず、一人テンパって助監督とずっとセリフ合わせをやってて。気が狂いそうでした」とポツリ。それでも得るものが多かったようで「映画の楽しさを知って、これで芸能界を引退してもいいなと思いました」と冗談めかした。
伊藤監督のこだわりにより何テイクも重ねて撮影が行われたといい、阿部は「僕がタバコを吸うシーンあるけど、20テイクくらい行ったのでそこを楽しみに観てほしい」とアピール。石原さとみも「滑り台のシーン、あれはテイク重ねましたね……」としみじみ語り、小柳友も「牛乳を入れて飲むシーン。最終的に4リットルくらい飲んだ」と苦笑いで振り返った。
直木賞作家・道尾秀介の本格ミステリーを映画化した同作は、悲しい過去を背負い詐欺師になったタケ(阿部)と新米詐欺師のテツ(村上)のもとに転がり込んできた不幸な生い立ちを持つ3人が織りなす奇妙な共同生活と、一世一代の大勝負の行く末を描く。舞台あいさつにはほかに能年玲奈、伊藤監督が登壇した。
村上は「今回大役をいただきました監督、ありがとうございます、というかすいません。ご期待に添えたか分からないけど、皆さんに温かく包んでいただいて」と平謝り。撮影では一人セリフを覚えず現場に行き、「映画がまったくわからず、一人テンパって助監督とずっとセリフ合わせをやってて。気が狂いそうでした」とポツリ。それでも得るものが多かったようで「映画の楽しさを知って、これで芸能界を引退してもいいなと思いました」と冗談めかした。
伊藤監督のこだわりにより何テイクも重ねて撮影が行われたといい、阿部は「僕がタバコを吸うシーンあるけど、20テイクくらい行ったのでそこを楽しみに観てほしい」とアピール。石原さとみも「滑り台のシーン、あれはテイク重ねましたね……」としみじみ語り、小柳友も「牛乳を入れて飲むシーン。最終的に4リットルくらい飲んだ」と苦笑いで振り返った。
直木賞作家・道尾秀介の本格ミステリーを映画化した同作は、悲しい過去を背負い詐欺師になったタケ(阿部)と新米詐欺師のテツ(村上)のもとに転がり込んできた不幸な生い立ちを持つ3人が織りなす奇妙な共同生活と、一世一代の大勝負の行く末を描く。舞台あいさつにはほかに能年玲奈、伊藤監督が登壇した。
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2012/11/23