女優の田中麗奈（32）が18日、愛媛・ＮＨＫ松山放送局で主演ドラマ『歩く、歩く、歩く　〜四国　遍路道〜』の製作発表会見に出席した。愛媛といえば、田中の映画デビュー作『がんばっていきまっしょい』（1998年）のロケ地。田中は「時がたって、またこちらでお世話になることになり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。しっかりと演じますのでよろしくお願いします」とアピールした。

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　一軒の善根宿（ぜんこんやど）に泊まり合わせた遍路たちと、宿の女主人が織りなすヒューマン・ドラマ。17日にクランクインし、11月上旬まで松山市、新居浜市ほか愛媛県内でオールロケ撮影を敢行する。

　新しい人生の道を探そうと、東京から四国にやってきて遍路の旅をしている主人公・葉山美砂を演じる田中は、「今回は等身大の、32歳の女性を演じます。等身大の女性のリアルな悩みや心の揺らぎ、未熟なところを出していきたい」と意気込み、「題名もすごく好きです。これからの希望や、自分自身でしっかり人生を歩いていく女性の姿が見えてくるような、32歳の人生の通過点を表している言葉だなと思います」と共感を語った。

　会見には善根宿の女主人・木村靖子を演じるいしだあゆみ、会社員生活を定年で終え、遍路の旅をしている後藤一夫役の井上順も出席。いしだは「仕事が終わった後、堂々と『ありがとうございました。お疲れさまでした』って大きい声で言えるような仕事をしたいな、といつも思っています。今回もそうなるように、精いっぱい心を込めて“おばあちゃん”を演じたいと思います」と撮影を楽しみにしていた。

　『歩く、歩く、歩く　〜四国　遍路道〜』はNHK・BSプレミアムで来年1月20日（日）午後10時より放送される。