お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実（37）が14日、都内でCBC・TBS系『アシタスイッチ〜MY TIME TO SHINE〜』（毎週日曜　後11：30）の収録を行った。この日の収録ゲストは5月に最愛の妻を亡くしたみのもんたと和田アキ子。それぞれ伴侶への想いを語り合う2人のVTRを観て徳井は「まだ独身ですけど、妻の手を握りながら死にたい。季節は春、桜の花を見ながら…」と結婚へのあこがれをのぞかせた。

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　同番組は、ゲストが2人きりでじっくり語り合う会話から、明日へのヒントを見つけるトーク番組。今年4月にスタートし、俳優の田辺誠一とフリーアナウンサーの中田有紀がMCを務めていたが、10月より中田に替わり、徳井と女優の美波がレギュラー出演している。

　みのと和田の対談は、10月上旬、東京・港区にある和田がプロデュースする居酒屋「わだ家」で行われた。和田は「みのちゃんとの付き合いは長いけど、2人きりで語り合うのは初めて。いろいろ聞いてみたいことがある」と、今回の収録を楽しみにしていた様子。みのも「『アッコにおまかせ！』（TBS系）をよく女房と一緒に観ていた。彼女のトークは小気味いいから好きだね。付き合いも長いよ。肉体関係はないけどね」と、“みの節”全開で収録に臨んでいた。

　今や芸能界の御意見番的存在となった2人だが、初めて顔を合わせたのは、アナウンサー時代にみのが司会をしていたラジオ番組にデビュー間もない和田がゲスト出演した時で、40年来の仲。家族ぐるみでの付き合いもあったことから、和田が最も気にしていたのは、妻を亡くしたばかりのみのの近況だった。

　和田が「一人暮らしは慣れた？」と言葉をかけると、みのは「不思議なもので、女房がいなくなったら家にいることが多くなった。でも、やることないから、日曜日なんて朝7時からベランダでウイスキー飲んで寝ちゃうんだ」と侘しさを吐露。テレビでは気丈に振舞っているみのが、和田の前で堪えきれずに声を詰まらせる場面もあった。

　同番組について徳井は「対談する番組って他にないわけではないが、特にこの番組はスタッフがあまり手をかけないというか、変に演出したりしないし、編集もすごくストレートな感じでありのままの素の話を聞けるのが魅力ですよね」としみじみ。「（お笑いの）現場とは違ってすごく楽しい」と話していた。

　田辺も「（芸能の）仕事で、言える部分、言えない部分もあるけれど、番組という場を借りてこそ話せることもある。そういう話を聞けるのはすごく貴重なこと」と語り、新体制にも「すごく楽しんでいます。3人のトークパートが短いのがもったいないくらい」と意欲的だった。

　みのと和田の対談は10月21日に放送される。