フジテレビ系新ドラマ『結婚しない』（10月11日スタート、毎週木曜　後10：00）に主演する女優・菅野美穂と天海祐希、共演の玉木宏が4日、東京・品川の立正大学大崎キャンパス石橋湛山記念講堂にて行われた早稲田大学国際教学部の森川友義教授による「恋愛学」特別講義にゲスト出演した。会場に集まった現役の立正大の学生約400人は、菅野らの登場に大騒ぎだった。

【写真】その他の写真を見る

　天海は、学生たちに「夢も希望もあるうちに相手を探して下さい」とアドバイス。「30代、40代になってくるとどうでもいいやって思えてきちゃうので、今、頑張ってください。私は結婚するかしないかは決めていませんが、積極的に婚活はしておりません」と潔く語り、学生たちをひきつけた。

　学生たちとの質問応答の時間には、「気になる人をどうやって振り向かせているのか？」という女子学生の質問を受けた菅野が「私が聞きたい。それを知っていたら一人じゃなかった気がします」と冗談とも言えない返しで会場を沸かせた。

　これに、天海は「頑張らないと振り向いてくれないような相手はどうでもいい。対等じゃない。ありのままの自分でいて、うまくいく相手とはうまくいく。でも、そういう人はなかなかいないですよ。私を見てください」と年長らしい言葉で諭し、学生たちも大きく頷いていた。

　“講義”では、森川教授がなぜ今「結婚しない」女性が増えているのかなどをわかりやすく解説しながら、ゲストの3人に「恋愛力」を自己評価させ、相手に求める「恋愛力」を質問。菅野は自身が「60点」、相手は「70点」、天海は自身が「63点」、相手は「65点」、玉木は自身が「60点」、相手も「60点」と答えた。

　森川教授の「恋愛均衡説」によると、3人の中では自分より高い点の男を求めた菅野の答えが最も“結婚できない”危険性が高いとか。森川教授は「99点は99点同士、60点は60点同士。50点の人が70点の異性と恋愛関係になることはありません。70点の恋人が欲しかったら、自分が70点にならなくてはなりません。または、自分の期待値を下げるか、です」。

　また、男性は結婚相手に「浮気はしないけど見た目が残念な人」より「浮気するけど“超美人”」を望む傾向があり、女性は見た目よりも経済力を重視している傾向が強いことから、森川教授は「人とは強欲なもので、『よのなかね、かおか、おかねか、なのよ！』。見た目は服装でも変身可能。上手に自分を演出していただければ」と若者たちを励ました。

　同ドラマは、30代、40代の結婚しない女性たちが仕事や恋愛、友情などにもがく姿をリアルに描くドラマ。森川教授が脚本監修を手がけ、森川教授をモデルにした谷川修司教授（小市慢太郎）が劇中に登場する。