故・黒澤明監督の傑作映画『野良犬』(1949年)がテレビ朝日系のドラマスペシャルとしてリメーク、初めてドラマ化される。舞台を平成に移し、オリジナル版では三船敏郎、1973年のリメイク版では渡哲也が演じた主人公・村上翔一を江口洋介が演じる。撮影が行われた今年は江口にとって俳優生活25年の節目。大先輩が演じてきた役柄にも物おじせず、「現代で本当に大事なものは何か、を提示しているドラマ。リメークというより“新しいものを作っている”と実感しながら撮影しました」と手応えに自信をのぞかせた。 原作映画は、敗戦の傷跡が残る終戦直後の東京を舞台に、拳銃をすられてしまった新人刑事・村上がベテラン刑事の佐藤とともに犯人を追いかける姿を描いた作品。刑事がコンビを組んで事件を追う日本初の“バディムービー”としても人気を集め、スティーブン・スピルバーグをはじめ海外の映画人にも大きな影響を与えてきたと言われる。
2012/12/18