演出家の蜷川幸雄や俳優・塩谷瞬らが16日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で行われた舞台『トロイラスとクレシダ』の公開舞台けいこ後に報道陣の取材に応じた。蜷川監督は、略奪愛に堕ちる将軍役に塩谷を起用した理由について「むなしく美しいから」とキッパリ。「連帯感がいい」と明かす塩谷に、蜷川監督は「いろんなこと教えてますよ。インタビューで泣くなとか」と明かし、「頑張れコノヤロー」と辛口エールを送った。 同作は「彩の国シェイクスピア・シリーズ」第26弾にしてキャスト全員が男性という「オール・メールシリーズ」の6作目として初の悲劇が描かれる。蜷川監督は「少しいかがわしい美しさと、純愛が崩れていくさま、妖しい魅力を観てほしい」とアピール。主演の山本裕典には「小栗や竜也、ああいう連中は古いと蹴っ飛ばして踏み越えてほしいね。こんなこと言ったらまずいかな」と期待を込めた。
2012/08/16