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大沢たかお&松嶋菜々子で『藁の楯』映画化 藤原竜也が犯人役で“人間の屑”に

 俳優・大沢たかお松嶋菜々子が、三池崇史監督の新作映画『藁の楯』(2013年公開)に出演することが30日、わかった。同作は婦女暴行を繰り返し、遂に遺族から10億円の懸賞金をかけられた殺人犯(藤原竜也)の身柄を、福岡から警視庁へと護送するSP(エスピー)たち、そして“人間の屑を殺して金を得よう”とする国民の殺意が交差する、異色のアクションサスペンス。三池組初参加となる大沢、松嶋が警察官として人間の悪意と正義の矛盾に挑む。

映画『藁の楯』に出演する大沢たかお

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 原作は、コミック『ビー・バップ・ハイスクール』などで知られる漫画家・きうちかずひろが作家に転向し、本名の木内一裕で発表した1作目の小説。政財界を牛耳る大物・蜷川の孫娘を惨殺し逃亡していた犯人に10億円の懸賞金がかけられたことから物語はスタートし、殺されるぐらいならと自首してきた“人間の屑”である犯人(藤原)と、警視庁まで彼の身柄を警護することになったSPが繰り広げる、1200kmの壮絶な護送の道のりが描かれる。

 警護する価値のある人間なのか? 心の葛藤を抱えながら任務につく主人公のSPを演じる大沢は「この小説の映画化をずっと心待ちにしてました。スタッフ、キャストと一丸となって撮影に挑みたいと思います」と、すでに気合十分。そんな大沢のパートナーとなる松嶋は「『生きる価値が無い』と容認された犯人を守り抜く事ははたして『正義』なのか…。 観終わった後に何かしらを感じていただけるよう頑張ります」と、こちらもやる気をにじませている。

 また、“人間の屑”と表現される犯人役の藤原は「久々の三池組で、こういった特殊な悪役をやらせていただけるのは非常に光栄です」と、怪気炎。キャストが揃って楽しみだと語る同作のメガホンを執る三池監督は、「最強のキャスト。空前のスケール。ハリケーンのような物語。……熱い夏になりますね」と、並々ならぬ気合を見せている。

 映画『藁の楯』は2013年公開。2011年は、『JIN-仁-』と『家政婦のミタ』でドラマ界を席巻した2人がタッグを組み、どのようなサスペンス劇を繰り広げるのか期待が高まる。

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  • 映画『藁の楯』でメガホンを執る三池崇史監督

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