ドラマや映画で頼りがいのある上司役を演じてきた俳優の堤真一が、青野春秋氏原作の漫画『俺はまだ本気出してないだけ』の映画化にあたり、主人公のダメおやじを演じることがわかった。監督にはドラマ『THE 3名様』や『勇者ヨシヒコと魔王の城』など、男たちのゆるい群像劇を多数手がけてきた福田雄一氏、共演者には若手注目株・橋本愛に濱田岳、また生瀬勝久、山田孝之、石橋蓮司が決定している。
41歳で脱サラし、思いつきでマンガ家を目指すことを決意した主人公・大黒シズオは、夢を追いかけながらもアルバイトとサッカーゲームに明け暮れる正真正銘の“ダメおやじ”。原作では娘・鈴子から借りた金で酒を飲んだり、バイト先のファストフード店では年下の若者に“店長”とあだ名をつけられてバカにされるなど、冴えないシズオとその家族の日常が描かれている。
堤は今までの2枚目キャラ返上で挑む今回の主演について、「どう考えても体型もキャラも違うので、冗談かと思っていたら原作者からOKが出て、『え? 本当にやるの?』と(笑)。ただ、脚本ができて読んでみたら、原作の良さと監督のセンスが混じって、とても面白いものになっていまして、やらせていただくことになりました」と、大いに乗り気だ。
実写化にあたり、最初から主人公には堤の起用を決めていたという福田監督は、「僕は原作を忠実に映画化することに抵抗があるんです。原作に似た方をキャスティングして、『似てるね』っていわれることは全くうれしくない。驚きがないというか、『え? あの人がこれやるの?』というジャンプ幅を持たせたい」と、原作ファンの期待をいい意味で裏切る実写版の完成に自信をのぞかせる。
41歳で脱サラし、思いつきでマンガ家を目指すことを決意した主人公・大黒シズオは、夢を追いかけながらもアルバイトとサッカーゲームに明け暮れる正真正銘の“ダメおやじ”。原作では娘・鈴子から借りた金で酒を飲んだり、バイト先のファストフード店では年下の若者に“店長”とあだ名をつけられてバカにされるなど、冴えないシズオとその家族の日常が描かれている。
堤は今までの2枚目キャラ返上で挑む今回の主演について、「どう考えても体型もキャラも違うので、冗談かと思っていたら原作者からOKが出て、『え? 本当にやるの?』と(笑)。ただ、脚本ができて読んでみたら、原作の良さと監督のセンスが混じって、とても面白いものになっていまして、やらせていただくことになりました」と、大いに乗り気だ。
実写化にあたり、最初から主人公には堤の起用を決めていたという福田監督は、「僕は原作を忠実に映画化することに抵抗があるんです。原作に似た方をキャスティングして、『似てるね』っていわれることは全くうれしくない。驚きがないというか、『え? あの人がこれやるの?』というジャンプ幅を持たせたい」と、原作ファンの期待をいい意味で裏切る実写版の完成に自信をのぞかせる。
2012/07/23