“世界の歌姫”と注目される歌手・由紀さおりが、15日放送のテレビ朝日系アニメ『ドラえもん』（毎週金曜　後7：00）でジャイアンの声を演じることが12日、わかった。「キャンディーなめて歌手になろう」は、ひどい音痴ととんでもない悪声で有名なジャイアンが、ドラえもんのひみつ道具によって、由紀の美声に変わるというストーリー。アフレコで「ジャイアンにボエボエ」「おおブレネリ」の2曲を歌い上げた由紀は、「“ボエボエ”という歌詞にはビックリしましたけど、とてもかわいい歌よね！」とノリノリ。「心の友よ〜！」というジャイアンの名ゼリフまで披露する。

　6月15日は“ジャイアン”こと、剛田武の誕生日。大張り切りでバースデーリサイタルを開くジャイアンだが、のび太たちはもちろん大迷惑。ドラえもんはとっさに、そのアメ玉をなめるとなりたい人の声になることができるひみつ道具“声紋キャンディー製造機”を出して、“由紀さおり”の声になれるキャンディーをジャイアンに差し出す…という展開だ。

　由紀は姉の安田祥子とともに2000年公開の『映画ドラえもん　のび太の太陽王伝説』の主題歌を手がけたことがあり、その時以来の特別出演。アフレコを録り終えた由紀は「ここ4年ほど、幼稚園や保育園を訪問して“日本のきれいな歌を歌う”活動を続けているのですが、今度ジャイアンの歌を歌ったら子どもたちが喜ぶんじゃないかな、ネタが増えたなって思いました」と笑顔。

　収録スタジオに駆け付けたドラえもん＆ジャイアン（着ぐるみ）が、由紀の透明感あふれる歌声に大感激していると、由紀は歌手の先輩としてジャイアンにアドバイス。「歌は、心で歌えばいいの！　しゃがれ声やダミ声といわれる声も、それはそれでチャーミング！　歌を歌うってことは、相手に気持ちを伝えることだから、心があればいいのよ!!　 ジャイアンの声がチャーミングだと思われることも、絶対あるわよ！」と励ましていた。

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