山田洋次監督50周年記念作品『東京家族』の製作報告会見が30日、都内で行われ、キャストの橋爪功(70)、吉行和子(76)、妻夫木聡(31)らが登壇した。山田組初参加となった妻夫木は「厳しい監督だけど、言葉一つひとつ逃さず、栄養に変えて取り組んだ。貴重な時間でした」と充実感たっぷりに振り返った。
『幸福の黄色いハンカチ』、『男はつらいよ』シリーズなどを手がけた山田監督の81作目となる新作は、巨匠・小津安二郎監督の『東京物語』をモチーフに、瀬戸内海から上京してきた夫婦を中心とした家族の絆や喪失を描く。
主演の橋爪は「劇団をやっていた30代前半までは舞台が楽しくて、楽日に近づくほど、もっとやりたいと思ってた。今日も久しぶりに終わりたくないと思った。芝居が好きというのが思い出した」と興奮気味。その他キャストからも「ご一緒できて嬉しい」「幸せで緊張の日々」と山田監督に対して、賛辞の言葉が尽きなかった。
昨年4月1日にクランクインを目指すも、東日本大震災や福島原発メルトダウンという事故を受け製作を延期。新たに書き直した脚本で今年3月にクランクインを果たした今作。山田監督は「判断は正しかった」と手応えをにじませ「喜劇という冠が付いてもいいんじゃないかと思う。現代の日本の中で、どのように模索して、考えてというのが最後に提示できたら」とメッセージ性を込めた。
『おとうと』以来の山田監督作出演となった蒼井優(26)は、『東京物語』で原節子が演じた紀子に挑戦。大女優と同じ役に「重たかった」と、プレッシャーを感じたというが「そこを考えると現場に来れなくなるので、新鮮な気持ちでやらせてもらおうと思いながら、敬意も忘れずにやらせてもらった」と役作りへのアプローチを明かした。
また理想の家族像について妻夫木は「温かい家族ですね」としみじみ。蒼井は「私の父と母の家族が好き。このお父さんとお母さんの間に生まれてきてよかったと思うので、生涯の理想」と語っていた。
会見にはそのほか西村雅彦(51)、夏川結衣(43)、中嶋朋子(40)、林家正蔵(49)も登壇。映画『東京家族』は来年1月公開予定。
『幸福の黄色いハンカチ』、『男はつらいよ』シリーズなどを手がけた山田監督の81作目となる新作は、巨匠・小津安二郎監督の『東京物語』をモチーフに、瀬戸内海から上京してきた夫婦を中心とした家族の絆や喪失を描く。
主演の橋爪は「劇団をやっていた30代前半までは舞台が楽しくて、楽日に近づくほど、もっとやりたいと思ってた。今日も久しぶりに終わりたくないと思った。芝居が好きというのが思い出した」と興奮気味。その他キャストからも「ご一緒できて嬉しい」「幸せで緊張の日々」と山田監督に対して、賛辞の言葉が尽きなかった。
昨年4月1日にクランクインを目指すも、東日本大震災や福島原発メルトダウンという事故を受け製作を延期。新たに書き直した脚本で今年3月にクランクインを果たした今作。山田監督は「判断は正しかった」と手応えをにじませ「喜劇という冠が付いてもいいんじゃないかと思う。現代の日本の中で、どのように模索して、考えてというのが最後に提示できたら」とメッセージ性を込めた。
『おとうと』以来の山田監督作出演となった蒼井優(26)は、『東京物語』で原節子が演じた紀子に挑戦。大女優と同じ役に「重たかった」と、プレッシャーを感じたというが「そこを考えると現場に来れなくなるので、新鮮な気持ちでやらせてもらおうと思いながら、敬意も忘れずにやらせてもらった」と役作りへのアプローチを明かした。
また理想の家族像について妻夫木は「温かい家族ですね」としみじみ。蒼井は「私の父と母の家族が好き。このお父さんとお母さんの間に生まれてきてよかったと思うので、生涯の理想」と語っていた。
会見にはそのほか西村雅彦(51)、夏川結衣(43)、中嶋朋子(40)、林家正蔵(49)も登壇。映画『東京家族』は来年1月公開予定。
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2012/05/30