女優の長澤まさみ（24）が7日、都内で行われたアニメーション映画『コクリコ坂から』DVD＆Blu-ray発売決定トークショーに出席。淡い初恋物語が描かれる本作にちなみ、自身の初恋を振り返った長澤は「同じ中学校の先輩で、静岡県出身なのでサッカー部でした。かっこよかったですね」としみじみ。恋の結末に関しては「実らずでしたね」と苦笑いしつつ「皆さんもこれを観て、初恋を思い出してキュンキュンしていただければ」とアピールした。

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　主人公の少女・海役を演じ、初めて長編アニメの声優を務めた長澤は「日本国民から愛されるアニメなので、すごいプレッシャーでしたけど、慣れ親しんだジブリの世界観に自分が入れるのはすごく嬉しかった」とオファー時を振り返り笑顔。不器用ながらもまっすぐに生きる海と自分を比較し「私も自分の気持ちを言えずに終わっちゃうタイプ。なので、好きな気持ちを勇気出して言う姿はかっこいいと思います」と語った。

　宮崎吾朗監督は「映画ってこうやって作るのかということがわかりました。1本目（ゲド戦記）は素人で、怖いもの知らずでやれたんだけど、一回やってわかっちゃった気持ちになってた。そうじゃないことに気付かされたのがこの作品でした」と成長を実感。長澤も「純粋で前向きに生きている人たちの姿に力強さ感じて、勉強になることばっかりだった。自分にとっていい経験になったし、これから大きくなる子どもたちにも感じてほしい」と願った。

　同作は少女向け漫画雑誌『なかよし』（講談社）に連載されていた同名漫画をベースにした青春物語。東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜を舞台に、16歳の少女・海（長澤）と少年・俊（岡田准一）の出会いや交流を通し、まっすぐに生きる二人の姿を描く。同作のDVDとBlu-rayは6月20日に発売。