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【ゆうばり映画祭】カラー化にびっくり!? 『総天然色ウルトラQ』上映

 北海道夕張市で開催中の『第22回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』で24日、シリーズ45周年の節目にカラー化された『総天然色ウルトラQ』が上映された。テレビ放送されたオリジナル作品はオールモノクロだったが、2年間に及ぶHDリマスター&着色作業により“総天然色”版として蘇った。怪獣・ガラモンの口から黄緑色の液体が流れ出てきた瞬間に笑いが起きるなど、ゆうばりの観客にも好評だった。

品田冬樹氏(右)は『ゆうばり映画祭』のために新作・セミ男持参でゆうばり入り。右は『ウルトラQ』に出演している女優の桜井浩子 (C)ORICON DD inc.

品田冬樹氏(右)は『ゆうばり映画祭』のために新作・セミ男持参でゆうばり入り。右は『ウルトラQ』に出演している女優の桜井浩子 (C)ORICON DD inc.

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 『ウルトラQ』は、1966年1月からTBS系で放送された日本のSFテレビドラマの金字塔。1話完結で28本のエピソードが制作された。当時、日本でも人気のあった米国のSF空想ドラマ『アウター・リミッツ』や『トワイライト・ゾーン』を下敷きにし、日常生活におけるさまざまなバランスが崩れた時に起こる異変や怪事件を、特撮技術を駆使して描いた。同作に登場する怪獣や星人といったキャラクター造型、近未来的なメカニカル・プロップ(小道具)は、後のウルトラシリーズの基礎となっていく。

 作品上映の前後には、同作に江戸川由利子役で出演した女優の桜井浩子と、怪獣造型の第一人者として知られる品田冬樹氏(円谷プロ)が登壇して、撮影当時や今回の“カラー化計画”にまつわる裏話を披露した。

 品田氏は「本当はオールカラーの作品にしたかったはず。今回のカラーライズ化は当時の制作スタッフにとっても念願だったと思う」。現存する当時の設定書やカラー写真などをもとに、怪獣の色指定を担当した品田氏は「オリジナルを忠実に再現しようと努めたが、当時のスタッフからはもっとインパクトがある色にして欲しいという要望もあった」という。

 当時を知る桜井は、撮影風景や衣装について意見するだけのはずが、細かい時代考証と検証作業は多岐にわたり、「何度もレビューして、修正を繰り返して、大変な作業になってしまった」と振り返った。同作で若手新聞記者兼カメラマンという、男性社会で活発的に活動する働く女性を演じ、女優としてブレイクした桜井は、出世作に「もう一度携われて光栄」と話していた。

 全28話を収録した『総天然色ウルトラQ』Blu-ray/DVD BOX I&IIは発売中。
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