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【オリコン】五木寛之『下山の思想』が初首位〜再生への道しるべに共感の声

【ランキング表】
BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

 作家・五木寛之が昨年12月に発売した『下山の思想』(幻冬舎)が、2/20付オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で週間4.7万部を売り上げ、初の首位を獲得した。2008年の同ランキング開始以来、これまでに五木氏の作品は『親鸞 上』(講談社)や『人間の覚悟』(新潮社)など、多くの作品がTOP10入りをしてきたが、総合トップは今回が初。編集部は「30〜40代の読者の方々が自身のブログなどで紹介してくださったり、60〜70代の読者の方からは感想を綴った長い手紙が届くなど、発売当初から反響がありました」と、幅広い年代からの支持を明かしている。

発売から10週目で総合首位となった五木寛之氏の『下山の思想』(幻冬舎)

発売から10週目で総合首位となった五木寛之氏の『下山の思想』(幻冬舎)

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 2011/12/26付で30位に入り、2012/1/16付ではこれまでの最高位である2位を獲得していた同書は、人と国の新たな姿を示す画期的思想として新聞やテレビで紹介され、徐々に注目を集めてきた作品。今月8日にNHK総合『おはよう日本』で取り上げられたことが決め手となり、発売から10週目にしてトップとなった。

 著者独自の世界観で現代社会の再生への道を説いた同書には、「『下山』とは諦めの行動でなく、新たな山頂に登る前のプロセス」であり、「人はどんなに深い絶望からも起ち上がらざるを得ず、日本は敗戦から見事に立ち直り登頂を果たすことができた。そんな今こそ、実り多き明日への『下山』を思い描くべきではないか」と、力強い言葉が綴られている。東日本大震災からまもなく1年を迎えるにあたり、自分たちが進むべき道について改めて考えさせられる1冊として、今後の動向も気になるところだ。

■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店(未来屋書店/ミライア/ブックバーン/LE MIRAI/MIRAIYA SHOTEN)、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO ほか全国書店1717店舗(WEB通販含む)※2010年10月18日付現在(五十音順)

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表する。

■禁無断複写転載
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