フリーアナウンサーの高島彩が、WOWOWが独占生中継する世界最高峰の映画の祭典、『第84回アカデミー賞授賞式』の番組進行役を初めて務めることになり、「一視聴者の代表としてその場に立ち会いたい」と意気込みを語った。

　高島とともに進行役を務めるのは今回が5回目のジョン・カビラ。「今まではアカデミー賞を受賞した作品を観るという感覚しかなくて、どの作品がアカデミー賞をとるのかという目線で注目したことがなかった」と少々不安げな高島を、カビラが「授賞式自体がショーとして完成されているので、見たままを楽しんでいただければ。間違いなく楽しめます」とフォローする。

　アカデミー賞は「究極の映画鑑賞ガイド」というカビラは、今回の注目作品にフランスのミシェル・アザナビシウス監督によるモノクロの無声映画『アーティスト』を挙げ、「受賞すればアンチハリウッドが多いフランス映画界にとって大変なことになるでしょう」とうんちくを傾けた。「脱線したら窘めてください」というカビラに、高島は「私が聞いてわかる話なら視聴者の方にも伝わるのかな。いろいろ教えてもらいながら、現地の雰囲気を伝えたい」と話した。

　今回のアカデミー賞授賞式は現地時間2月26日にロサンゼルスのコダック・シアターで行われる。司会は2004年以来、8年ぶり9回目となる俳優のビリー・クリスタルが務める。今回は、ブラッド・ピット（『マネーボール』『ツリー・オブ・ライフ』）、レオナルド・ディカプリオ（『J・エドガー』）、ジョージ・クルーニー（『ファミリー・ツリー』）らが主演男優賞を争って激突することも予想されており、高島アナも有名スターたちの登場に期待を寄せていた。

　『生中継！第84回アカデミー賞授賞式』は日本時間2月27日午前9時よりWOWOWプレミアムで同時生中継放送。同日午後9時より字幕版が放送される。