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山口智子、向田邦子を巡る旅で「家族」や「日本」を見つめ直す

 女優・山口智子が、小説家・脚本家の故・向田邦子さんのゆかりの地を旅する番組『向田邦子が、教えてくれること〜山口智子と考える“絆(きずな)”〜』が、来年1月3日(火)にBS朝日で放送される。ドラマ『向田邦子の恋文』(2004年制作 TBS系)で、向田さん役を演じたこともある山口は、「向田邦子を再発見するための旅は、彼女がこだわり続けた”家族”というものの存在と、その家族たちが暮らす日本という国を見つめ直す旅になりました」と感慨深げにコメントを寄せている。

向田邦子の足跡をたどる旅に出る、女優・山口智子(BS朝日)

向田邦子の足跡をたどる旅に出る、女優・山口智子(BS朝日)

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 1981年、飛行機事故により51歳の若さで生涯を終えた向田さん。その突然の死から30年が過ぎても、男と女・家族間の人間模様の描写に傑出した彼女の作品は、生前の活動を知らない世代にも愛され続け、未曽有の大震災により、絆や家族の大切さ、そして孤独や共生について人々が考え始めた今、改めて注目されている。

 番組では山口が、向田さんが生まれ多くの時を過ごした東京と、多感な少女時代を過ごし「故郷もどき」と表現した鹿児島を中心に、ゆかりの土地や人々を訪ね、作品の朗読を織り交ぜながら、向田さんが愛したもの、伝えたかったメッセージを探る。

 山口は今回の旅を通じて、「それは、決して大げさなものではなくて、日常の、茶の間の、ほんの些細な事の中にあった小さな記憶の積み重ねで出来てできているもの」に気づき、「時代や世代に関係なく、どんな人でも、心の中に持っている、大切な絆の物語を思い返してもらえるものと思います」と手応えを口にしていた。

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