女優の吉高由里子が7日、都内で行われた映画『ロボジー』の“日本映画史上最高齢”試写会イベントの舞台あいさつに登壇した。60歳以上限定のイベントということもあり、登壇者と集まった観客447名の年齢を足した“総年齢”は3万1084歳に。吉高はステージ上から見た“絶景”に「お元気ですか？ 皆さん本当に元気でビックリ」と驚きを隠せず苦笑。濱田岳も「節々が痛むなか来てくださってありがとうございます。看護師さんが常駐してますので、安心して映画を観ていってください」と大きな笑いを誘った。

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　同作は、映画『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』、『ハッピーフライト』を手がけた矢口史靖監督の最新作。家電メーカーの窓際社員3名が社長命令で二足歩行ロボット「ニュー潮風」を開発するも、ロボット博での発表直前に大破してしまう。「このままではクビになってしまう」と焦った3人がその場しのぎで73歳のおじいちゃん（五十嵐信次郎）を中に入れて出場することで周囲を巻き込んだ騒動へと発展していく。

　会場を見渡した矢口監督も「数々の試写会に参加してきたけど、こんなにシワシワな会場は初めて」と驚き、芸名・五十嵐信次郎として初主演したミッキー・カーチスは「大丈夫？ 生きてる？ 主演作ということで新人という気持ちで過去を全部投げ捨ててやりました」とあいさつ。吉高は、一つひとつのコメントに対して客席から笑いや共感、頷きといった大きなリアクションが返ってくる様子に「リアクションでこんなにキャッチボールできているのは初めて」といい、濱田も「温かさが違うね」と喜んだ。

　ステージにはスーパーおじいちゃん＆おばあちゃんとして75歳のボディビルダー・金澤利翼さんと73歳のなわとび競技6種目世界記録保持者・鈴木勝己さん、平均年齢66.4歳のシニアチアリーダー・ジャパンポンポンも登場し、次々とスゴ技を披露。その様子をソワソワしながら見守ったお笑いコンビ・Wエンジンのチャンカワイは「映画は初めてなんですが、試写会っていつもこんな感じなんですか？」と異様ともいえる舞台あいさつにとまどっていた。

　舞台あいさつにはほかに川島潤哉が登壇。映画『ロボジー』は来年1月14日（土）より全国で公開。

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